クロスドッキング
クロスドッキングを使うと、入庫済商品は直接、出荷処理に割り当てられます。クロスドッキングでは、商品が入庫ドックから出荷ドックに直接移動され、商品の物理的フローに相当します。これにより余分な入庫および出庫手順が防止されます。
クロスドックオーダは、入庫商品を出庫のために、ただちに入庫場所から発送確定保管場所に転送するために使用されます。クロスドックオーダラインは、計画入庫日が出庫オーダラインの計画納期と合致する入庫オーダラインのみを対象として、計画入庫日と計画納期との間のクロスドックリードタイムを考慮して作成されます。クロスドッキングには以下の種類があります。
- 静的
- 動的
- 直接資材供給
扱い単位が入庫処理と出庫処理の両方で使用される場合、扱い単位をクロスドックすることができます。
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クロスドックオーダ優先順位
ある品目のクロスドックオーダには優先順位が割り当てられます。この優先順位は、クロスドックオーダラインを生成するときのクロスドックオーダの順序を示しています。最初に、優先順位が最も高いクロスドックオーダのクロスドックオーダラインが生成されます。続いて、優先順位が次に高いクロスドックオーダのクロスドックオーダラインが生成されます。
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クロスドック制約
クロスドッキングでは、制約規則を定義できます。制約定義に含まれている規則セットを使用して、クロスドックオーダを作成するかどうかが決定されます。これらの規則は順々にチェックされます。有効な条件が見つかった場合、クロスドックオーダは作成されません。適用される規則がない場合、クロスドックオーダの作成が許可されます。