翻訳

LN では、LN アプリケーションの言語依存度を低減し、メディアの作成と配布にかかる費用を抑えるために、「言語翻訳サポート (LTS)」 が使用されています。

  • 言語翻訳サポート

    言語翻訳サポートには、翻訳可能なソフトウェア構成要素 (ラベル、質問、メッセージなど) と言語非依存の構成要素 (フォームやレポートレイアウトなど) を区別するメカニズムが搭載されています。言語翻訳サポートでは、フォームとレポートだけが開発言語で用意されています。たとえば、販売オーダの入力フォームには、関連ラベルの識別子しか含まれていません。このフォームはすべてのシステム言語で使用されます。翻訳済ラベルがこのフォームにランタイムに表示されます。
  • ソフトウェア翻訳

    LN では、ラベル、質問、およびメッセージを開発システムまたは翻訳システムからエクスポートして、別の LN 環境にインポートすることができます。ラベルのエクスポートとインポートを実行する場合は、XML-フォーマットのファイルを使用します。どの XML ファイルにも、ユーザの設定に基づく一連の翻訳可能な構成要素が含まれています。翻訳済の言語ファイルは元の Infor 環境に再びインポートすることができます。インポート処理は、ライタイムへの切り替えを伴います。すべての記述はラベルとして保存され、同じインポート/エクスポート処理で扱うことができます。
  • ソフトウェア構成要素の検証

    ソフトウェア構成要素の検証 (VSC) は、LN 4GL ソフトウェアに対して品質管理を実施できるツールです。ソフトウェア構成要素の検証では、LN の設計方針に基づいて、さまざまな妥当性確認が実施されます。ソフトウェア構成要素の検証を使用すると、警告のリストが生成されます。警告が生成されるごとに、その警告を受諾するか、問題を解決するかを決めることができます。