ジョブ管理

LN のジョブ管理を使用すると、組織上の要件に基づいてジョブのスケジュールを設定できます。たとえば、高負荷環境でのシステム全体のパフォーマンスを上げるために、ピーク時以外の時間帯にジョブが実行されるようにスケジュールを設定できます。1 つのジョブは 1 つ以上のセッションまたはシェルコマンド (あるいは両方) で構成され、ユーザの介入なしで実行されます。ジョブに含まれるセッションとシェルコマンドは、ユーザが LN にログオンしていない状態でも開始できます。定期的に処理を開始するか、一定の間隔を開けて処理を開始するか、すぐに処理を開始するようにジョブのスケジュールを設定できます。通常、LN のジョブ管理は、出力セッションと処理セッションで使用されます。

  • ジョブデータ

    ジョブを作成するには、基本ジョブデータを指定し、セッションまたはシェルコマンド (あるいは両方) をそのジョブにリンクさせておく必要があります。基本ジョブデータでは、そのジョブを定期的に実行するかどうかを指定します。ジョブを定期的に実行する場合は、そのジョブのスケジュールを指定します。
  • 共有ジョブデータテーブル

    通常、会社ごとに固有の基本ジョブデータが保存されています。このため、特定の会社に対して 1 つのジョブが実行されます。一方、1 つのジョブで複数の会社のセッションを実行することもできます。複数の会社のセッションを実行できるのは、関連する会社のジョブデータテーブルが単一のメイン会社に物理的にマッピングされている場合に限ります。
  • ジョブの実行

    ジョブは、いくつかの方法で開始できます。ジョブの状況によって、そのジョブを開始できるかどうかが決まります。ジョブの状況が [順番待ち] または [フリー] の場合にジョブを開始できます。
  • ジョブ履歴

    ジョブの実行が終了した場合、たとえばジョブが正常に完了した場合やランタイムエラーが発生した場合は、履歴ログに情報が書き込まれます。ジョブ履歴には、ジョブが実行された日時やジョブとその関連セッションが終了した理由などの情報が記入されます。