アプリケーション開発
LN 開発環境では、LN ソフトウェアを開発できます。次の操作を実行できるパッケージ VRC を作成することができます。
- アプリケーション用のドメインとテーブルで構成されるデータモデルを設定する。この機能を使用するには、開発ライセンスが必要です。
- 各種ソフトウェア構成要素を作成する。次に例を挙げます。
- セッション
- フォーム
- レポート
- レポートスクリプト
- 多言語データフィールドラベル
- 質問とメッセージ
- UI スクリプト、ダイナミックリンクライブラリ、およびデータアクセス層を作成、編集、コンパイルする。この機能を使用するには、開発ライセンスが必要です。
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ドメイン
ドメインでは、データ型、長さ、配列、有効範囲、表示フォーマット、大文字ルールなどのデータに関する共通情報を定義します。 -
テーブル定義
テーブル定義では、テーブルの構造を定義します。テーブル定義はフィールドとインデックスで構成されます。テーブルフィールドは、そのフィールドのデータ型といくつかの特徴が定義されたドメインにリンクされています。 -
データアクセス層
「データアクセス層 (DAL)」 では、開発者はデータに関するルールを記述できます。データアクセス層は、セッションではなくテーブルにリンクされています。このため、テーブルにアクセスする際にデータアクセス層が使用されます。つまり、同じルールを使用して、別々のセッションのテーブルを更新できます。また、統合機能でも、同じルールで更新を処理できるようにデータアクセス層が使用されます。 -
セッション
セッションでは、活動が実行されます。セッションは、データの表示、編集、および処理に使用されます。セッションごとにコードが設定されています。セッションコードは、セッションウィンドウのステータスバーに表示されます。1 つのセッションには、フォームやオブジェクトなど、連携して動作する複数の構成要素が含まれています。セッションオブジェクトは、コンパイル済の UI スクリプトになります。 -
UI スクリプト
セッションのデフォルト動作は、4GL エンジンで処理されます。追加機能が必要な場合やデフォルト機能の使用を回避する場合は、そのセッションの UI スクリプト (「プログラム」 スクリプト) に変更を加えます。UI スクリプトはセッションオブジェクトでコンパイルされます。セッションオブジェクトには、システムの標準操作手順の例外だけが含まれます。「4GL エンジン」 ではシステムの標準操作手順が実行されるため、ユーザが独自に例外を作成します。 -
関数
関数を使用すると、プログラミングタスクを別々の値で複数回実行できます。関数の宣言は、スクリプトの関数セクション、ライブラリ、または個別の関数スクリプト (include) で行います。 -
ライブラリ
ライブラリは 「ダイナミックリンクライブラリ (DLL)」 とも呼ばれ、システム全体の多数のセクションで使用できるアプリケーション固有の関数が用意されています。ライブラリは、それぞれの構成要素に保存されているスクリプトです。ライブラリは、それ自体が使用されるプログラムスクリプトとは別にコンパイルされます。ライブラリは、それ自体が使用されるセッションからランタイムにロードされます。セッションからライブラリにアクセスする必要がある場合は、そのライブラリがロードされ、関連ルーチンが実行されます。 -
拡張性
LN の拡張性機能を使用して、標準機能と特定のビジネス要件の間にある最後のギャップを埋めることができます。中核となる標準ソフトウェアコンポーネントを変更せずに、標準アプリケーションの公開インタフェースだけを使用することなく、組織のラストマイル機能を開発できます。