サービス見積

サービスオーダ管理を使用して、オーダ見積の作成、オーダの計画、およびオーダの導入のモニタ、オーダの処理、費用の記帳、および請求のトリガを行います。また、サービスオーダを使用して、シリアル番号付品目設置グループの現場での修理、取替、またはアップグレードを実行できます。定義可能なオーダは、内部オーダおよび外部オーダ、実行済作業に関連するオーダ、スケジュール済オーダおよびスケジュールされていないオーダ、検査、予防作業および修正作業などです。

  • サービス見積

    サービスオーダ見積は、価格、販売条件、およびサービスと材料の説明を述べたものであり、見込取引先に送付することができます。ヘッダには、取引先データ、支払条件、および受渡条件が示されます。見積ラインには、活動と材料に関するデータが指定されます。

  • 販売見積

    メンテナンス販売見積は入札でもあり、価格、販売条件、商品とサービスの説明を述べたもので、発注先から見込客に提示されます。顧客データ、支払条件および受渡条件はヘッダに含まれます。実際の品目についてのデータは見積ラインに入力されます。見積依頼への回答として与えられる場合、入札は通常、販売申込とみなされます。
  • メンテナンス販売見積に関する税金の計算

    メンテナンス販売オーダに指定された金額は、税金計算のため請求に転送されます。税金の計算は、作成された請求書に基づきます。時間どおりに入庫されていない金額には延滞金利を課す必要があります。この延滞金利についても税金を支払う必要があり、LN はこの金利を計算して出力します。
  • 販売後サービス

    製品の販売時には、保証や予防メンテナンス計画などの販売後サービスも販売されます。このような販売後サービスは別売であり、製品と一緒に納入されることもありません。しかし、販売とサービスの統合を強化するために、このたび製品と並んで販売後サービスを販売し納入できるようになりました。そのため、製品の販売時に以下を行うことができます。
    • 保証を追加する (保証テンプレートによる)
    • サービス契約を生成する
    • 販売オーダ確認と見積に販売後サービスを出力する
    • サービスにおける見積要求の処理

      見積要求は、製品の設置で実際に労働を行う内部従業員によって使用されます。商業活動を行う別の従業員が、要求を確認して、顧客に送付される見積に変換します。

      見積要求を作成できるのは、[サービス見積パラメータ (tsepp0100m000)] セッションの [メンテナンス販売の見積要求の使用] チェックボックスがオンの場合のみです。

  • 所有権コンテキスト

    [所有権コンテキスト (tstdm0285m000)] セッションは、販売先取引先の資材ラインおよび役割にリンクされた設置に関する情報を表示します。

  • サービスオーダおよびメンテナンス販売オーダの単一見積

    「サービスオーダ」 および 「メンテナンス販売オーダ」 オーダシステムが 1 つの見積ソリューションを共有するようになりました。見積ヘッダで、サービスオーダの見積かメンテナンス販売オーダの見積かを判断できます。

  • 販売後サービスの処理時にサービスオーダを生成

    オブジェクトの販売後サービスの処理中に、[販売後サービス (tstdm5100m000)] セッションの [サービスオーダの生成] チェックボックスがオンの場合、そのオブジェクトに対応するサービスオーダ (活動) が作成されます。

  • ディーラワークベンチ

    OEM (オリジナル設備製造元)は、ディーラによって顧客に販売される品目を製造します。このような品目に修理または交換が必要な場合、ディーラは OEM 向けにクレームを作成します。

    このシナリオをサポートするためにディーラワークベンチが作成され、ここでディーラは以下のことができます。

    • 新規顧客 (取引先) を作成し、既存の顧客データを管理します。
    • シリアル番号付品目を登録し、品目データを更新します。
    • 顧客クレームを作成します。