購買契約
購買契約を使用して、特定商品の納入に関する購買元取引先との合意を登録します。
合意は、次のレベルで登録できます。
購買契約ライン
契約ラインで、一定期間の特定品目または品目グループの納入に関する取引先との合意が登録されます。これらの合意では、合計数量、価格、および値引に焦点が当てられています。有効期間を指定し、購買する最小数量を固定するかどうかを指定できます。条件合意
条件合意では、商品の販売、購買、または転送について、オーダ、計画、ロジスティック、請求、および需要ペギングに関する詳細な条件が登録されます。購買条件合意を使用するには、標準の購買契約にリンクさせる必要があります。
契約タイプ次の契約タイプを指定できます。
- 通常契約
- 特別契約
購買取引先ごとに、1 期間に複数の特別契約をクローズできます。特定の期間では、購買元取引先の品目または価格グループごとに複数の通常契約タイプを指定することはできません。
購買契約は、購買オーダまたは購買スケジュールの基盤として使用されます。購買契約で指定されたデータは、リンクされた購買オーダまたは購買スケジュールで指定するデータの親として機能します。
計画購買オーダまたは購買スケジュールを企業計画から作成する場合、発注先選択処理中に、所要品目を供給できる購買取引先が検索されます。[購買スケジュールパラメータ (tdpur0100m500)] セッションの [購買元取引先検索スケジュール] タブおよび [購買オーダパラメータ (tdpur0100m400)] セッションの [購買元取引先検索オーダ] タブで指定されている優先検索レベルに基づいて、購買契約を使用して購買取引先を検索できます。有効な取引先が見つかった場合、企業計画に送付されてそこで選択されます。
購買契約の指定
通常の購買契約手順では、購買契約価格改訂およびロジスティック合意によって購買契約ヘッダと購買契約ラインが作成されます。法人購買契約
法人購買契約は、複数会社環境の会社が購買元取引先と契約上の合意条件を交渉するときに使用します。交渉後、価格合意は集中的に指定され (購買契約ラインで)、ロジスティック合意は非集中的に指定されます (購買契約ライン詳細で)。法人購買契約では、法人レベルで格安の価格合意を行い、この価格を場所レベルで使用することができます。購買契約の取得
購買契約は、購買オーダまたは購買スケジュールとリンクする必要があるかどうかに応じてどのように取得するかを示します。契約の値引スケジュール
1 つまたは複数の値引スケジュールを購買契約にリンクできます。詳細は、納入契約を参照してください。
契約を規定し、タイムフェーズ納入詳細を把握している場合、購買スケジュールの代わりに納入契約を作成できます。納入契約は、実際のスケジュールではなく、購買オーダを予定どおり作成するためのスケジュールソリューションです。購買契約の評価
購買契約を購買オーダや購買スケジュールに使用する場合、購買オーダまたはスケジュール手順の間やその後に購買契約を評価できます。契約の有効期間に、契約での合意に従って納入が行われているかどうかチェックできます。契約の有効期間の終了時に、合意数量と一致しているかどうかチェックできます。価格ステージ
価格ステージを購買契約価格改訂にリンクできます。購買オーダラインは、リンクされた契約の価格ステージに基づいてブロックされます。資材価格情報
資材価格情報は購買契約ラインにリンクできます。この結果、購買契約ラインの (伝票ライン) 価格が資材価格込みになります。変更要求
変更要求を使用して、最初の有効化後、管理しながら購買契約を更新できます。この機能を購買契約に適用する場合は、購買契約とそれに関連するデータの更新に変更要求が必要になります。購買契約のコピー
購買契約は既存の購買契約をコピーして作成できます。オプション処理
購買契約手順では、いくつかの追加のプロセスを使用できます。それらには、一連の購買契約の有効化と無効化、購買契約確認の出力、購買契約への見積もりのコピー、購買契約からの見積依頼の作成、終了レターの出力、購買契約の終了および削除などがあります。