工順

製造方法の計画データは、工順で定義されます。工順は作業で構成されます。各作業は、ワークセンタや特定のサイトに定義された特定の機械で実行する最後のものを識別します。

次のような工順があります。

  • 標準工順

    複数の品目に添付可能な一般工順
  • 品目固有

    1 つの品目に適用される工順
  • ネットワーク工順

    順序付けされた作業および並行作業を含む工順
  • オーダ数量依存の工順

    特定の品目数量用に定義された工順

工順モジュールでは、製造品目の工順を記録できます。次の事項を定義できます。

  • ワークセンタ

    ワークセンタとは、製造活動が実施される場所のことを指します。従業員や機械などの資源は、ワークセンタにリンクされます。ワークセンタは、機能計画単位として使用される資源単位のグループです。ワークセンタにリンクされた作業費レートコードは、品目の標準原価または見積/実際金額原価の計算に使用されます。ワークセンタの能力負荷は、製造の計画で使用されます。ワークセンタは、複数会社モデリングの目的で使用される企業単位の一部にすることができます。
  • 機械

    機械はワークセンタにリンクされ、作業の計画に使用されます。機械に定義されたレートは、実際機械費の計算に使用されます。機械の能力負荷は、製造計画に使用されます。機械は機械番号を使用してモデリングされます。
  • 参照作業

    参照作業は、実行される作業の性質に従って分類され、ジョブショップで行われる活動の記述に使用されます。参照作業は、品目の標準原価または見積/実際金額原価の計算に使用される作業費レートコードにリンクされます。参照作業は製造計画で使用されます。
  • 作業

    標準およびカスタマイズ製造項目の作業データは、作業と共にメンテナンスされます。標準品目およびカスタマイズ品目の作業データが保存されます。一連の作業は、品目を製造するために実行されます。作業の順序は、作業の工順として定義されます。産出率および仕損は、作業別に定義されます。
  • 標準時間

    作業の実行時間と生産速度は、標準表を使用して決定されます。2 つの物理的特徴 (長さと幅など) のマトリックスが定義されると、X-Y 座標の一連の標準作業時間をメンテナンスできます。タスクと工順が定義されると、標準表を使用して実行時間と生産速度を計算できます。
  • スキル

    特定の作業を実施するには、一定のスキルが必須となる場合があります。作業を割り当てられた従業員が必要な知識を持つようにするため、スキルは従業員と作業の両方とリンクさせます。