請求

  • 役割ベースのメニュー

    3 つの請求役割に基づき、実装されたソフトウェア設定に応じて、再編された請求メニューに表示されるオプションは 5 つのみであり、以下の新しいセッションが含まれます。

    • 一括請求ワークベンチ (cisli3620m000)
    • 自己請求ワークベンチ (cisli5620m000)
  • 用語の改善

    LN 全体で、請求要求請求バッチに置き換えられます。そのため、次の用語の変更が適用されます。

    • 請求バッチ (以前は請求要求)
    • 定期請求バッチ (以前は請求要求セット)
    • 請求オプション (以前は請求要求の追加設定)
    • 請求バッチテンプレート (以前は請求要求テンプレート)
  • フレキシブルな照合コード

    自己請求請求書の照合結果を改善するために、既存の照合コード機能が拡張され、フレキシブルでマルチレベルな概念が追加されています。これに伴って、[照合コード (tcmcs0158m000)] セッションが更新され、以下のセッションが導入されました。

    • 照合コード (tcmcs0658m000)
    • 照合コード優先順位 (tcmcs0159m000)
  • 構成可能な請求書レイアウト

    ユーザは、請求書属性を追加または削除して、最大 17 個の一般請求書レイアウトを構成できるようになりました。そのため、以下のセッションが導入されました。

    • 請求書レイアウト (cisli1150m000)
    • 請求書レイアウト - 詳細 (cisli1150m200)
  • 改善されたフィルタ機能

    [プロジェクト] または [契約] の文脈でフィルタ機能を改善するために、請求タイプ[請求 360 (cisli3600m000)] セッションに追加されています。

  • 請求 - ポーランド向けローカリゼーション

    「請求パラメータ」 で会計期間と税金期間を決定できるようになりました。ユーザは会計期間と税金期間についてさまざまなオプションを選択できます。請求書の構成時、年度と期間はこの選択したオプションに基づいて決定されます。

  • コレクトオーダ - 個別の取引タイプ

    この [コレクトオーダ] 機能を販売オーダに使用すると、「販売オーダ管理」 から請求書が直接作成されます。これらのタイプの請求書に対して個別の取引タイプを指定することができるようになりました。これにより、請求書番号生成時にロックされるという問題を防ぐことができます。

  • 関連する請求書とのマニュアルリンク

    ユーザは関連する請求書を請求可能ラインにマニュアルでリンクできるようになりました。マニュアルでリンクした請求書がオリジナル請求書としてマークされている場合は、この請求可能ラインを訂正事項として処理することもできます。

  • 出力後の変更履歴

    出力済請求書に対するユーザアクションを追跡できるようになりました。変更を実行したユーザは、変更日と共にログに記録されます。ユーザは変更理由を入力できます。これらのアクションは、[請求書のユーザアクション (cisli9197m000)] セッションに表示できます。

    以下のアクションがログ記録されます。

    • 出力後の変更
    • 再出力
    • 貸方票処理/再請求
    • 貸方請求書ライン
  • 外部請求システム

    多くの国では、検証および承認のために販売請求書を税務当局に送付する必要があります。請求書の提出をトリガし、承認されるのを待ち、承認後に請求書を処理するには、「請求」 に追加の状況が必要です。請求書状況には、新規で以下の状況が追加されました。

    • 外部システムに送信済
    • 外部システムによって拒否済
    • 外部システムによって承認済

    これらの状況は、[請求方法] として [外部請求システムの使用] が選択されている場合にのみ適用されます。

    [注意] 現在この機能はメキシコとブラジルでのみ有効です。

  • 仮請求

    仮請求がサポートされるようになりました。オーダー承認後から、請求のための請求可能ラインの発行までの間、仮請求書を生成することができます。仮請求書作成にあたって、一意の請求書番号の使用は必須ではありません。仮請求書では、個別の請求書番号シリーズが使用されます。

    特別なタイプの仮請求書である関税請求書もサポートされます。ここでは、構成と利用可能性に基づく関税値をベースとすることができます。

    関税請求書または仮請求書は、出荷が凍結した後に移動元の梱包または倉庫出荷において生成することができます。

    仮請求書は請求として保存されており、「仮請求バッチ」 からアクセスできます。その他の請求セッションでは、通常の請求書のみが表示、処理されます。

    仮請求は、契約請求書、販売オーダ、およびスケジュールについてサポートされています。

  • 仮請求 – 追加発生元に対して使用可能

    請求不可出荷への仮請求書または関税請求書を作成する機能が導入されました。請求不可出荷については顧客への請求が行われません。輸出文書で引き続き請求書が必要となる場合もあります。例: タイプが 「販売(マニュアル)」 の倉庫オーダ、外注先への出荷、または倉庫転送。また、輸送オーダや関係会社間取引オーダにおいても、仮請求が利用できるようになりました。

  • XML 請求書

    XML 請求書を生成するために XML レイアウトを構成して使用できるようになりました。生成する必要のある請求書伝票タイプを財務会社ごとに指定することができます。タイプとしては、出力済文書、XML 文書、またはその両方があります。

    [XML 請求書レイアウト (cisli1151m000)] セッションでは、さまざまなフォーマットの XML 請求書を構成するためのフレームワークが提供され、LN の請求書データとのマッピングが可能です。有効化する前に XML レイアウトのテストを行うこともできます。XML レイアウトには有効日付が適用されます。

  • 「分割払計画に基づく分割払」 における新規機能

    「分割払計画に基づく分割払」 において、以下のオプションがサポートされるようになりました。

    • 「前払金要求」 の作成および請求が可能になりました。
    • 前払請求書では、オーダラインの税金コードと異なる税金コードがデフォルトで使用されます。また、前払請求書の税金コードとオーダラインの税金コードの税率が同じである限り、デフォルトの税金コードを変更することもできます。
  • 分割払計画 – マニュアル方法

    分割払計画をマニュアルで行えるようになりました。マニュアル方法では、特定のオーダラインに対して分割払を作成できます。このオプションによって、オーダラインに応じて異なる分割払を設定することができます。マニュアルで設定を行えるため、請求量が少ない事業、小規模なオーダセット/取引先での使用に際して特に役立ちます。

  • 請求不可出荷の仮請求

    仮請求書または関税請求書は、請求されていない資材移動であっても、倉庫内のすべての資材移動を対象として作成できます。たとえば、販売 (マニュアル) 倉庫取引や外注先に対する資材の出庫の結果として、仮請求書または関税請求書を作成できるようになりました。

  • サービスでの仮請求

    ドラフト請求書がサポートされているすべてのサービス伝票について、一般に、仮請求がサービスでサポートされるようになりました。仮請求書は、請求可能ラインを請求に発行するまでは、オーダの作成から生成できます。また、サービス伝票に関連するすべての資材移動について、請求されていないものであっても、仮請求書または関税請求書を生成できるようになりました。

  • 一時点収益認識

    収益は、新しい [収益認識ワークベンチ (cirrc1620m100)] セッションで管理できます。次のセッションも導入されました。
    • [収益契約 (cirrc1100m000)]
    • [収益伝票ライン (cirrc1110m000)]
    • [収益ライン (cirrc1120m000)]
  • XML 請求

    XML 請求の構成に関して、以下の点が改善されました。
    • XML 請求用の特定のフォーマット仕様によって、いくつかの請求要素を必要に応じてコードリストにマッピングできるようになりました。
    • 新しい [データ要素マッピング体系 (cisli1660m000)] セッションで、LN 請求データ (ソース値) をコード (ターゲット値) にマッピングできます。
    • マッピング体系は、[XML 請求書レイアウト (cisli1651m000)] セッションで XML タグにリンクできます。

    LN データ要素をコード値にマッピングした場合、この値は XML 請求書の生成時に使用されます。

  • 請求ユーザプロファイル - 転記を許可

    [転記を許可] フィールドが [請求ユーザプロファイル (cisli0110m000)] セッションに追加されました。ユーザログインでこのチェックボックスがオフの場合、そのユーザは転記ができません。その場合でも、構成と出力は、他の会社、セッション、およびデータ権限に基づいて許可されることがあります。

  • VAT エージェント

    Volvo などの OEM は、請求書 EDI メッセージに登録された VAT エージェントの住所を必要とします。

    国が異なると VAT 規則も異なります。OEM 会社が外国で付加価値税 (VAT) 登録済である場合は、VAT エージェント/代理人が必要です。VAT エージェントは VAT 登録から派生した義務を処理します。

    VAT エージェント登録住所が [取引先別税金番号 (tctax4100m000)] セッションに追加され、該当する EDI メッセージで公開できるようになりました。