モデル定義

マスタデータでは、ビジネスモデルの作成とメンテナンスができる枠組みを設定します。ただし、ビジネスモデルを構築するには、プロジェクトモデルまたは参照モデルで構成される各種モデルアイテムを作成しておく必要があります。

• リポジトリ

  ビジネスモデルを作成するためのビルディングブロックは、リポジトリで設定されます。このリポジトリから、ビジネスモデルの作成に必要なものを選択できます。

  リポジトリ内の主なビルディングブロック

  • ビジネス管理ダイアグラム

    組織内で実施される主要なプロセスを表すグラフィックデザインとそのプロセスの管理に使用される業務機能

  • 業務プロセス

    業務の目的を実現するためにユーザが実行しなければならないステップを表すグラフィックデザイン

  • サポートアプリケーション

    プロセスまたはプロセスのステップにリンクできるアプリケーションのリスト。ユーザは、これらのアプリケーションを使用して、プロセス/アクティビティを実行するために十分な情報を得ることができます。

  • 役割

    サポートアプリケーションの場合を除き、テキストをすべてのモデルアイテムにリンクさせて詳細情報を提供することができます。このテキストは、リポジトリとビジネスモデルの両方で作成できます。

• 業務機能

  ビジネス管理ダイアグラムのビルディングブロック。高レベルのビジネス活動を表します。

• ウィザード

  LN 機能の実装についてユーザに説明する機能。ウィザードは業務機能にリンクされます。

• 企業構造モデル

  企業構造モデルは、複数会社構造の組織を示します。

  複数会社のコンセプトは、同じ財務会社とロジスティック会社に属しているエンティティを含む企業単位で構成されます。企業単位に含まれるエンティティはすべて同じロジスティック会社に属している必要がありますが、1 つのロジスティック会社を複数の企業単位にリンクさせることができます。企業単位は世界各地に所在し、地域ごとに異なる通貨を使用している可能性があるため、1 つの論理会社に複数の国を含めることができます。

• ビジネスモデル

  ビジネスモデルは参照モデルとプロジェクトモデルの両方を指す総称です。どちらのモデルも、リポジトリ内に作成されているモデルアイテムの集合から構築されます。

  • 参照モデルは業種またはビジネストポロジを表します。
  • プロジェクトモデルは顧客固有のモデルを表します。

• データモデル

  データモデルは、複数の抽象化レベルで固定記憶構成要素とその構造を表すダイアグラムです。固定記憶構成要素はデータベーステーブルです。