管理倉庫を更新するには
さまざまな VMI シナリオで、VMI 倉庫または委託倉庫を管理するパーティは、その倉庫を各自システムの標準倉庫として定義します。その他の、たとえば、倉庫に在庫を所有しているパーティや供給計画を担当しているパーティは、すべての活動を 1 つ 1 つ倉庫処理に登録する必要はありません。このようなパーティは、供給計画や請求のために在庫レベルの概要さえあれば良いため、倉庫をそれぞれの ERP システムに管理倉庫として定義します。
顧客が倉庫を管理している場合、倉庫は発注先の ERP システムに管理倉庫として定義されます。発注先が倉庫を管理している場合、倉庫は顧客の ERP システムに管理倉庫として定義されます。
管理倉庫は、「実際の」 倉庫の在庫レベルで定期的に更新する必要があります。これらの更新の頻度と必要な精度レベルは、適用できる VMI シナリオによって決まります。詳細については、次のトピックを参照してください: VMI ビジネスシナリオの概要
通常、発注先の管理倉庫では、実際の倉庫で入庫を実行した後に、転送オーダまたは入庫納入メッセージによって入庫が登録されます。
消費は、顧客からの消費メッセージによってトリガされた消費レコードを通して登録されます。消費レコードを処理すると、請求処理が開始され (該当する場合)、管理倉庫の在庫が削減されます。在庫削減を登録するために、[販売 (マニュアル)] タイプの販売オーダと出荷が作成されます。これは [品目 - 倉庫 - 在庫処理 (whinr1510m000)] セッションと [在庫消費 (whina1514m000)] セッションで表示できます。詳細については、次のトピックを参照してください: 在庫消費処理
顧客の管理倉庫は、実際の倉庫で入庫を実行した後、入庫納入メッセージによってトリガされた自動入庫によって更新されます。消費は、顧客の発生元製造オーダまたは販売オーダに基づく出庫オーダラインの出庫を通して登録されます。詳細については、次のトピックを参照してください: 「在庫更新方法」および「消費レコード」
在庫更新方法
[ロジスティック条件 (tctrm1140m000)] セッションの [在庫更新方法] フィールドでは、VMI 倉庫を更新する次の方法を選択できます。
- [入庫および消費]
- [在庫残高]
- [入庫、消費および在庫残高]
- [消費としての在庫残高]
[入庫および消費]
このオプションを選択すると、VMI 倉庫の入庫と消費が管理倉庫の在庫レベルを更新する方法を制御する次のフィールドが有効になります。
- 入庫処理
- 在庫消費メッセージ間隔
- 在庫消費総計レベル
また、発注先の ERP システムでは、VMI 倉庫の補充時に消費レコードが作成されます。詳細については、次のトピックを参照してください: 在庫消費処理
[入庫処理]
[入庫処理] フィールドのオプションによって、管理倉庫で VMI 倉庫の入庫を更新する方法が決まります。
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[通信]
顧客または発注先の管理倉庫の在庫は、メッセージ、たとえば、ReceiveDelivery メッセージや InventoryConsumption メッセージの受信後に更新されます。これらは、OAGIS ベースの XML メッセージです。これらのメッセージを受信すると、管理倉庫で入庫または出庫の作成をトリガできます。詳細については、次のトピックを参照してください:
- 入庫納入メッセージ
- InventoryConsumption メッセージ
- VMI ビジネスシナリオの概要
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[自動 (納入日時)]
顧客の管理倉庫に入庫が作成され自動的に確認されます。詳細については、次のトピックを参照してください: 自動入庫および自動入庫の設定 -
[自動 (入庫済出荷済)]
発注先の管理倉庫は、転送オーダによって更新されます。詳細については、次のトピックを参照してください: 自動入庫
[在庫残高]
現行バージョンでは使用されません。
[入庫、消費および在庫残高]
在庫レベルは、完了済の入庫および消費、ならびに在庫レポートに基づいて更新されます。在庫レポートは、主に調整目的で使用されます。現行バージョンでは、在庫残高メッセージは使用されていません。
また、発注先の ERP システムでは、VMI 倉庫の補充時に消費レコードが作成されます。詳細については、次のトピックを参照してください: 在庫消費処理
[消費としての在庫残高]
現行バージョンでは使用されません。