所有権レコード
所有権レコードはオブジェクトセッションの適切なメニューからアクセスできる所有権セッションでメンテナンスします。
オブジェクトセッション | 所有権セッション |
---|---|
[入庫ライン (whinh3112s000)] | [入庫ライン所有権 (whinh3521m000)] |
[出庫勧告 (whinh4525m000)] | [出庫勧告所有権 (whinh4128m000)] |
[出荷 - ライン (whinh4131m000)] | [出荷ライン所有権 (whinh4138m000)] |
[循環棚卸オーダライン (whinh5101m000)] | [循環棚卸オーダライン所有権 (whinh5105m000)] |
[調整オーダライン (whinh5121m000)] | [調整オーダライン所有権 (whinh5125m000)] |
たとえば、入庫ライン A に 15 個の品目 B が一覧表示されており、[入庫ライン所有権 (whinh3521m000)] セッションに入庫ライン A について次の所有権レコードがあるとします。
所有権レコードの連番 | 品目 | 数量 | 入庫先在庫の所有者 |
---|---|---|---|
1 | B | 4 | 取引先 C |
2 | B | 6 | 取引先 D |
3 | B | 5 | 会社所有 |
所有権レコードは連番で特定されます。新しい所有権レコード作成されると、所有権連番が生成されます。
所有権レコードの生成、またはマニュアル作成
所有権レコードは自動的に生成、またはマニュアルで作成されます。所有権レコードがマニュアルと自動のどちらで作成されるか、また所有権レコードの変更が許可されるかどうかは、所有権レコードに関連付けられているオーダラインの所有権設定によって決まります。詳細については、関連する所有権セッションのヘルプを参照してください。
あるオブジェクトの所有権レコードの合計数量は、そのオブジェクトの数量を超えることはできません。前の例では、入庫ライン A に 15 個の品目 B が一覧表示されており、3 つの所有権レコードの合計数量も 15 です。このため、入庫ライン A に所有権レコードをさらに作成することはできません。所有権レコードの合計数量が 10 の場合、入庫ライン A の残りの 5 品目について所有権レコードを作成できます。
所有権レコードをマニュアルで作成するには
所有権レコードを作成する手順は次のとおりです。
- オブジェクトセッションの適切なメニューからを選択し、[ ] を選択して所有権セッションを開きます。オブジェクトセッションと対応する所有権セッションについては、前の表を参照してください。
- 所有権セッションで、 をクリックします。
- 所有権、所有者、品目数量、その他の詳細を必要に応じて入力します。
- データを保存します。
- 必要であれば、 をクリックし、別の所有権レコードに入力します。
調整オーダラインにマニュアルで作成する所有権レコード
調整オーダライン所有権レコードをマニュアルで作成する場合は、次の所有権タイプにマイナス数量を入力できます。
- 委託
- 顧客所有
- 会社所有
委託在庫のマイナス調整の場合、[委託消費 (whwmd2551m000)] セッションで消費レコードが作成されます。[ロジスティック条件 (tctrm1140m000)] セッションの [取引先による在庫不一致の調整] チェックボックスが、委託在庫を入庫したときの元になった購買オーダに関連する条件に対してオンの場合、顧客、つまり、調整を実行するパーティは調整済委託在庫の支払を実行する必要があります。消費レコードの請求を開始する方法の詳細については、「消費レコード」を参照してください。
[ロジスティック条件 (tctrm1140m000)] セッションの [取引先による在庫不一致の調整] チェックボックスが関連する条件に対してオフの場合、発注先は調整済在庫の支払を実行し、結果としてそれぞれの棚卸資産評価額を下げます。詳細については、次のトピックを参照してください: 在庫調整を実行するには
顧客所有在庫のマイナス調整は例外です。外注先、つまり、調整を実行するパーティは、調整済顧客所有在庫の支払を顧客に対して実行する必要があります。LN にはこのような状況をサポートする標準機能が用意されていないため、支払はマニュアルで実行する必要があります。
会社所有在庫のマイナス調整は、在庫調整を実行するにはの説明にあるように処理されます。
調整オーダライン所有権レコードをマニュアルで作成する場合は、次の所有権タイプにプラス数量を入力できます。
- 委託
- 会社所有
顧客所有在庫のプラス調整は許可されません。