外注先への部品 (材料) フローおよび外注先からの故障部品フロー

外注先への部品 (材料) フロー

資材は、外注先に送付することもできます。このような資材は、外注活動にリンクされている [作業オーダ物的資源 (tswcs4110m000)] ラインとして作成/生成されます。したがって、この資材を追加できるのは、出庫部分組立品を処理した後 (外注活動が作成されたとき) と外注活動が発行される前のみになります。また、必要な資材は、出庫部分組立品にリンクされている参照活動にも追加できます。

[作業オーダ活動 (tswcs2110m000)] セッションの [外注への材料の供給] チェックボックスがオンの場合、[作業オーダ物的資源 (tswcs4110m000)] セッションで [納入タイプ]を[倉庫から]、[購入]、または [キットから] に設定できます。

[作業オーダ物的資源 (tswcs4110m000)] セッションで、材料の [所有権] を [会社所有] または [顧客所有] に設定できます。

注: 

[納入タイプ] を [外注所要量] に設定できるのは、[外注への材料の供給] チェックボックスがオフの場合のみです。

[納入タイプ] が [外注所要量] に設定されている場合は、[所有権] フィールドの値が [適用なし] に設定されます。

購買要求が作成されると、材料は要求に直接リンクされません。要求が購買オーダに変換されると、供給される材料が作業オーダの物的資源から取得されます。材料が追加、修正、または削除できるのは購買オーダが作成されるまでです。[外注への材料の供給] チェックボックスがオフの場合、材料を供給できません。

通常は、倉庫オーダを介して、活動の作業センタに材料を納入します。[外注への材料の供給] チェックボックスがオンに設定されている外注活動に材料がリンクされている場合、倉庫オーダは必要ありません。[購買オーダ資材供給ライン (tdpur4116m000)] セッションで指定された材料は、外注先の倉庫に直接出荷されます。[購買オーダ資材供給ライン (tdpur4116m000)] セッションの [供給元倉庫] に、[作業オーダ物的資源 (tswcs4110m000)] セッションで指定された [倉庫] が取り込まれます。

[納入タイプ] が [購入] に設定された材料の場合、材料を倉庫に入庫するためには購買オーダを処理する必要があります。そうしないと、不足が生じます。

外注先、つまり [供給元倉庫] から [供給先倉庫] (管理倉庫) に材料を送付するために、[購買オーダ資材供給ライン (tdpur4116m000)] セッションから倉庫転送オーダが生成されます。[供給先倉庫] が修正された場合、関連 [作業オーダ物的資源 (tswcs4110m000)] ライン上の外注先の [倉庫] にはこの倉庫が取り込まれ、倉庫オーダが生成されます。

外注品目が外注先から入庫したとき、材料が消費されたとみなされます。したがって、この材料は外注先の (管理) 倉庫から出庫されます (バックフラッシュ)。このバックフラッシュ処理は 「購買」 により開始されます。

故障部品フロー

このシナリオでは、故障部品を外注先から入庫します。

これは、[作業オーダ出庫部分組立品 (tswcs4150m000)] セッションで [出庫部分組立品のアクション] が [倉庫へ] に設定された、外注作業オーダ活動にリンクされた出庫部分組立品を追加することにより行われます。[倉庫] には、[作業部署] の [入庫部品の倉庫] が取り込まれます。デフォルトで、[入庫部分組立品のアクション] は [アクションなし] に設定され修正できません。[外注から入庫] チェックボックスは、この出庫部分組立品が外注先から入庫した (故障) 部品であることを示します。外注活動の出庫部分組立品がマニュアルで追加された場合、このチェックボックスがオンに設定されます。故障部品を出庫部分組立品と区別するために、このチェックボックスが必要です。

これらの故障部品を顧客に戻すために、[作業オーダ出庫部分組立品 (tswcs4150m000)] セッションで [アクション] メニューの [部品の納入ラインとして追加] オプションを使用して部品納入ラインを生成できます。このオプションは、次の場合に使用できます。

  • 外部作業オーダで、組立部品が外注活動にリンクされている場合
  • [出庫部分組立品のアクション] が [倉庫へ] として設定され、[入庫部分組立品のアクション] が [アクションなし] に設定されている場合