外注の概要

会社の判断で、外注先に依頼して、自社の活動の一部を外注することができます。外注先は作業を実行し、製品を会社に返します。

外注は第三者からの労務の購買とみなされます。そのため、製造元が作業を外注する場合、外注プロセスを開始するには購買オーダを生成する必要があります。

資材フローサポートのない外注

最も簡単な外注形態は、外注購買オーダを生成して、外注先に委託する作業を記録することです。外注購買オーダは外注プロセスの管理上の処理のみを表します。

外注品目が外注先から返送されると、外注購買オーダをクローズする必要があります。これをきっかけとして製造プロセスが続行されます。外注品目の物理的な取り扱いや外注先への資材の発送はサポートされません。

詳細については、次のトピックを参照してください: 資材フローサポートのない作業外注

資材フローサポートのある外注

LN で実行されるもっと範囲の広い外注方法では、作業の委託だけでなく、必要な資材の供給と受領も行います。

LN は、部分組立品と必要な資材の物理的および管理的フローをサポートします。外注先が外注品目に関する活動を終了すると、外注品目は製造元に返送されます。

次のいずれかの外注タイプを選択できます。

  • 作業外注: 製造プロセスの一部 (1 つ以上の作業) を外注します。
  • 品目外注: 製造プロセス全体を外注します。
注: 

LNエンタープライズモデラ Content Pack を使用する場合は、MPU2010 (資材フローで外注) ウィザードを使用して、資材フローのある外注を設定することを検討してください。会社の業務機能モデルを指定した後、[プロジェクトモデル別ウィザード (tgwzr4502m000)] セッションでこの事前定義ウィザードを実行できます。

未計画の外注

未計画の外注の場合、製造オーダの作成に作業の外注を決定します。製造全体の外注を選択した場合は、外注製造オーダ (tisfc2201m000) セッションで製造オーダを購買オーダに変換する必要があります。いくつかの作業を外注する場合は、作業の外注 (tisfc2210m000) セッションで、該当する作業のワークセンタを外注ワークセンタに置換する必要があります。

原価と価格

[品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションの作業外注の価格基準フィールドは、外注購買価格つまり外注原価の計算方法を決定するために使用されます。

次の方法があります。

  • [外注費レート].詳細については、次のトピックを参照してください: 外注費
  • [価格帳/契約].詳細については、次のトピックを参照してください: 調達における外注