完成状態ヘッダと完成状態構成要素をメンテナンスするには

このトピックでは、製造で実際に (完成) 品目にシリアル番号を割り当てる方法について説明します。

シリアル番号の割当に使用するセッションは、製造管理モジュール内にあります。次の手順を実行します。

  1. 製造オーダの作業の際は、シリアル完成品 - 完成状態ヘッダ (timfc0110m000) セッションを使用して、完成品の生成済シリアル番号を表示することも、また完成品にシリアル番号をユーザ自身が割り当てることもできます。製造オーダのオーダ数量が 5 製品の場合、[シリアル完成品 - 完成状態ヘッダ (timfc0110m000)] セッションではラインが全製品分 (合計 5 ライン) 作成されます。シリアル番号の生成パラメータによって、完成品のシリアル番号が生成される正確なタイミングが決まります。
  2. [シリアル完成品 - 完成状態ヘッダ (timfc0110m000)] セッションで品目を選択し、適切なメニューの [完成状態構成要素] をクリックすると、シリアル完成品 - 完成状態構成要素 (timfc0111m000) セッションが開始されます。このセッションでは、シリアル番号付完成品の (シリアル番号付) 構成要素を表示して、シリアル番号付構成要素品目にシリアル番号をリンクできます。特定の完成品に、特定シリアル番号付構成要素 3 個、および別のシリアル番号付構成要素 1 個を必要とする場合、完成品用の構成要素ラインが 4 つ作成されたら、これらの 4 ラインにシリアル番号を入力する必要があります。いわゆる完成状態構造を作成して、特定の完成品 (シリアル番号で識別される) の中に用いられる特定構成要素 (同様にシリアル番号で識別される) を設定します。
  3. [シリアル完成品 - 完成状態構成要素 (timfc0111m000)] セッションで構成要素にシリアル番号を割り当てた後は、完成状態構造が完成したかどうかを確認できます。すべてのシリアル番号付構成要素にシリアル番号を付ける必要があります。シリアル番号を付けておかないと、サービスにおいて完成状態構造をメンテナンス可能状態構造にコピーできません。欠落したシリアル番号の完成状態構造をチェックするには、[シリアル完成品 - 完成状態ヘッダ (timfc0110m000)] セッションで完成品を選択して、適切なメニューの [有効化] をクリックします。