計画済倉庫オーダの更新

スケジュールラインの計画済倉庫オーダが存在する場合、スケジュールラインは新しい販売発行を処理することで更新できます。

次の販売スケジュールに対して販売発行を処理すると、次の結果が示されます。

  • 非参照スケジュール

    新しい販売スケジュール改訂番号
  • 参照出荷スケジュール

    [スケジュール条件 (tctrm1131m000)] セッションで参照出荷スケジュールチェックボックスがオンの場合、新しい販売スケジュール改訂番号
  • [スケジュール条件 (tctrm1131m000)] セッションの [参照出荷スケジュール] チェックボックスがオフの場合、更新されたスケジュールライン
  • 連続出荷スケジュール

    [スケジュール条件 (tctrm1131m000)] セッションで連続出荷スケジュールチェックボックスがオンで、特定の発行のすべての発行ラインで品目、販売オフィス、出荷先取引先、および顧客オーダ番号が同じ場合、新しい販売スケジュール改訂番号
  • [スケジュール条件 (tctrm1131m000)] セッションの [連続出荷スケジュール] チェックボックスがオフの場合、更新されたスケジュールライン
  • ピックアップシートのスケジュール

    [スケジュール条件 (tctrm1131m000)] セッションでピックアップシートにリンクするスケジュールチェックボックスがオンの場合、新しい販売スケジュール改訂番号
  • [スケジュール条件 (tctrm1131m000)] セッションの [ピックアップシートにリンクするスケジュール] チェックボックスがオフの場合、更新されたスケジュールライン

(計画済) 倉庫オーダの更新

新しいスケジュールラインの改訂またはスケジュールラインの更新を承認する場合、LN により状況が [ファイナライズ済] または [取消済] 以外の、既存の計画済倉庫オーダが検索されます。

次のデータに基づいて、計画済倉庫オーダが選択されます。

  • 非参照 [出荷基準] スケジュール

    [販売スケジュール計画納入ラインリンク (tdsls3521m000)] セッションの [スケジュール]、[スケジュールタイプ]、および [所要開始日]
  • 非参照 [入庫基準] スケジュール

    [販売スケジュール計画納入ラインリンク (tdsls3521m000)] セッションの [スケジュール]、[スケジュールタイプ]、および [所要計画入庫日]
  • 参照スケジュール

    同じスケジュールとスケジュールタイプの場合、[販売スケジュール計画納入ライン (tdsls3520m000)] セッションからの [出荷参照]、[顧客スケジュール番号]、および [参照]
  • ピックアップシート

    同じスケジュールとスケジュールタイプの場合、[販売スケジュール計画納入ライン (tdsls3520m000)] セッションからの [販売先取引先]、[出荷先取引先]、および [出荷参照]

数量や関連する情報を更新するために、まず最終計画済倉庫オーダが選択されます。既存の計画済倉庫オーダが更新できない場合、新しい計画済倉庫オーダを作成できます。

次のパラメータは、計画済倉庫オーダを作成および更新する処理を制御します。

  • [倉庫オーダタイプ (whinh0110m000)]

    出庫オーダラインの更新範囲
  • [スケジュール条件 (tctrm1131m000)]

    新しい計画納入ラインを常に自動更新および作成
  • 数量増加に対してのみ追加計画納入ラインを作成

既存の計画済倉庫オーダは更新できる

承認の後、スケジュールラインの更新または新しいスケジュールラインの改訂は、次のように処理されます。

  • 計画済倉庫オーダは、[販売スケジュール計画納入ライン (tdsls3520m000)] セッションで更新されます。
  • 既存の計画済倉庫オーダリンクは、[販売スケジュール計画納入ラインリンク (tdsls3521m000)] セッションで更新されます。
  • 倉庫オーダ (使用可能な場合) は、[出庫オーダライン (whinh2120m000)] セッションで更新されます。
注: 

数量がゼロのスケジュールラインを承認すると、計画済倉庫オーダとリンクされた倉庫オーダの [状況] が [取消済] に設定されます。非参照スケジュールの新しい改訂が、既存の [出荷基準] スケジュールの [所要開始日] と [入庫基準] スケジュールの [計画入庫日] に一致しないときは、計画済倉庫オーダも取り消されます。

既存の計画済倉庫オーダは更新できない - 新しい計画済倉庫オーダの作成が許可される

承認の後、スケジュールラインの更新または新しいスケジュールラインの改訂は、次のように処理されます。

  • 改訂のあるスケジュール

    既存の計画済倉庫オーダは更新できませんが、既存の計画済倉庫オーダリンクの [スケジュール改訂] は [販売スケジュール計画納入ラインリンク (tdsls3521m000)] セッションで更新されます。このため、既存の計画済倉庫オーダは最新の改訂にリンクされます。
  • 新しい計画済倉庫オーダは、[販売スケジュール計画納入ライン (tdsls3520m000)] セッションで作成され、[オーダ数量] には新しいオリジナルオーダ数量と古いオリジナルオーダ数量の差が表示されます。
  • [販売スケジュール計画納入ラインリンク (tdsls3521m000)] セッションで、新しい計画済倉庫オーダと新しい販売スケジュールラインの改訂の間に新しいリンクが作成されます。
  • 改訂のないスケジュール

    既存の計画済倉庫オーダと計画済倉庫オーダリンクの改訂は更新できません。
  • 新しい計画済倉庫オーダは、[販売スケジュール計画納入ライン (tdsls3520m000)] セッションで作成され、[オーダ数量] には新しいオリジナルオーダ数量と古いオリジナルオーダ数量の差が表示されます。
  • [販売スケジュール計画納入ラインリンク (tdsls3521m000)] セッションで、新しい計画済倉庫オーダと、同じ販売スケジュールラインの改訂との間に、リンクが以前の計画済倉庫オーダ (改訂 1) として作成されます。
注: 
  • 改訂された連続出荷スケジュールについて計画済倉庫オーダを更新できない場合、納入が完了した数量または残数量の新しい計画済倉庫オーダを作成することはできません。たとえば、[出荷順序 (whinh4520m000)] セッションで出荷順序情報を更新するなど、マニュアルで処理する必要があります。
  • スケジュール改訂/更新を倉庫処理の更新に使用できず、納入処理でエラーが発生するときは、メッセージが表示されます。必要な場合、納品処理はマニュアルで更新できます。

計画済倉庫オーダの更新のシミュレート

販売スケジュール (改訂) を承認する前に、スケジュールの承認をシミュレートして、既存の計画済倉庫オーダが予定どおり更新されているか確認できます。これにより、変更される内容を確認し、たとえば、マニュアルで変更するか、またはこの販売スケジュール (改訂) を承認せず次の変更スケジュール (改訂) まで待つことができます。

スケジュールのタイプに応じて、販売スケジュールの承認は次のようにシミュレートできます。

  • [販売スケジュールの承認 (tdsls3211m000)] セッションおよび [ピックアップシートの承認 (tdsls3211m200)] セッションで承認のシミュレートチェックボックスをオンにする
  • [販売スケジュール (tdsls3611m000)][販売スケジュール (tdsls3111m000)]、および [ピックアップシート (tdsls3107m100)] セッションの適切なメニューで [承認のシミュレート] をクリックする
  • 改訂のない参照スケジュールについて、[販売発行の処理 (tdsls3208m000)] セッションで承認のシミュレートチェックボックスをオンにする

計画済倉庫オーダを開く

販売発行を新しいスケジュール改訂に変換する場合、以前と同じ販売スケジュールライン (所要量) 番号が送信されることが想定されます。特定の販売スケジュールラインが、新しい販売スケジュール改訂に対して送信されない場合があります。この場合、この古い販売スケジュールラインへの計画済倉庫オーダリンクが 「オープン」 のままになります。

この 「オープン」 の計画済倉庫オーダをまだ更新できる場合、この計画済倉庫オーダの [オーダ数量] は、以前の改訂の [販売スケジュール計画納入ラインリンク (tdsls3521m000)] セッションにある販売スケジュールラインの [オーダ数量] に応じて減らされます。計画済倉庫オーダの数量がゼロになると、その状況は [取消済] に設定されます。