原価ペグ転送ルールの設定例

原価ペグ転送ルールは、原価ペグ転送で許される転送元と転送先を決定します。[原価ペグ転送ルール (tcpeg1100m000)] セッションで転送ルールが指定されていない場合、会社内のすべての計画グループのプロジェクト原価ペグを対象として原価ペグ転送が許されます。

計画グループ プロジェクト 要素 活動 継承 転送入力 継承 転送出力
A         グループ内   グループ間

転送の発生元が同じ計画グループ内のプロジェクトである場合、計画グループ A に関連するプロジェクトペグに転送することができます。これらのプロジェクトペグから、会社のすべての計画グループ間でプロジェクトに関連するプロジェクトペグに転送出力することができます。

計画グループ プロジェクト 要素 活動 継承 転送入力 継承 転送出力
A         グループ内   グループ間
A A1     X グループ内   プロジェクト内

プロジェクト A1 の場合、計画グループ A に属しており、このプロジェクトへの転送ルールは計画グループから継承されています。プロジェクト A1 からの転送出力は、いまはプロジェクト内の原価ペグに制限されています。計画グループ A に属する他のすべてのプロジェクトについては、計画グループ A 用に設定された一般ルールが引き続き適用されます。

計画グループ プロジェクト 要素 活動 継承 転送入力 継承 転送出力
A         グループ内   グループ間
A A1     X グループ内   プロジェクト内
A A1 E1 ACT1   不許可   不許可
    E2 ACT2   不許可 X プロジェクト内
B         プロジェクト内   プロジェクト内

原価アカウント A/A1/E1/ACT1 の場合、原価ペグ転送入力または転送出力は許されていません。原価アカウント A/A1/E2/ACT2 への転送は許されていませんが、プロジェクト A 内の原価ペグへの転送出力は許されています。転送出力ルールはプロジェクト A の転送出力ルールから継承されます。