作業手順および品目外注のためのペギング資材供給ライン

プロジェクトペグされる製造オーダでは、作業を外注することができます。外注先に納入される資材は、プロジェクトペグするか、見込にすることができます。送付および取得される部分組立品は常にプロジェクトペグされます。原価分割は、外注作業の原価を特定のプロジェクト原価勘定に割り振る上で適用できます。(生産材料の) 原価分割が使用されると、購買オーダラインのペグが資材供給ラインのペグと別になる可能性があります。

品目外注では、外注される購買オーダに、プロジェクトペグを継承する資材、または見込資材を含むことができます。ペグされた資材は在庫に保存され、プロジェクトペギングオーダで外注先に出荷されます。

プロジェクトペギングオーダの場合、ペグ配分が購買ペグ配分 (tdpur5100m000) セッションの [購買オーダ資材供給ライン] にリンクされます。特定の購買オーダライン (詳細) および資材連番の場合、資材供給ラインの [オーダ] および [消費] 数量は、プロジェクト/予算、プロジェクト要素、プロジェクト活動の組合せでペグ配分ラインに配分されます。[購買ペグ配分 (tdpur5100m000)] セッションのペギング情報には、配分におけるペギングのライン番号、ペグ (プロジェクト、要素、活動)、ペグ別の資材供給ライン数量が含まれます。ペグ配分はマニュアルで作成できません。常に親を使用して生成する必要があります。

作業外注では、購買オーダライン、資材供給ライン、およびリンクされているペグ配分が工程管理 によって生成され、工程管理 によってのみ更新できます。

品目外注では、購買オーダライン、資材供給ライン、およびペグ配分が調達によって生成されます。資材供給ラインのペグ配分は親からのみ、つまり、購買オーダライン、購買オーダラインペグの配分、または資材供給ラインからのみ更新できます。購買オーダラインの配分ラインが変更されると、入庫や消費がまだ行われない場合は、[購買オーダ資材供給ライン (tdpur4116m000)] セッションで、リンクされている資材供給ラインのペグされるフィールドが、更新された配分ラインと同期されます。ただし、別の数量配分が適用されると、[購買ペグ配分 (tdpur5100m000)] セッションで資材供給ラインの配分要求ラインの数量が再決定されます。

ペグされた構成要素の消費

[購買オーダ資材供給ライン (tdpur4116m000)] セッションのプロジェクトペギング在庫チェックボックスがオンの場合、ペグされる消費が実行されます。

作業外注では、消費は工程管理によって処理されます。品目外注では、消費は購買管理によって処理されます。消費は、バックフラッシュ、消費メッセージ、またはマニュアル消費を使用して更新されます。

  • バックフラッシュ

    配分ライン番号は、入庫済完成品のペグと、バックフラッシュする必要がある構成要素の間にリンクを構成します。このため、入庫済購買オーダラインのペグは、資材供給ラインのペグの数量のバックフラッシュに使用されます。
  • 消費メッセージ

    構成要素の消費について製造元に通知する際に消費メッセージが使用される場合、オーダがペグされるかどうかは外注先にはわかりません。

    消費メッセージの合計消費数量は、優先順位の降順で、次のレベルに割り当てられます。

    1. 購買オーダライン入庫の計画詳細に基づく企業計画の優先順位。必要日が最も古いペグが最初に消費されます。
    2. 企業計画の計画データに基づく企業計画の優先順位。必要日が最も古いペグが最初に消費されます。
    3. 配分ライン番号。配分ライン番号が最も小さいペグが最初に消費されます。
  • マニュアル消費

    バックフラッシュを使用すると、資材供給ラインの消費数量をマニュアル調整できます。在庫はペグを使用して増減します。
    • プラス調整

      バックフラッシュ方式による計算結果より多く構成要素が使用されます。合計調整消費数量は、ペグ全体で比例配分されます。
    • マイナス調整

      バックフラッシュ在庫は在庫に返品されます。

      調整数量は、ペグ全体に次の基準で配分されます。

      1. 購買オーダライン入庫の計画詳細を考慮した企業計画の優先順位。優先順位が最も低いペグが最初に在庫に返品されます。
      2. 入庫日: 入庫日が最近のペグが、最初に在庫に返品されます。