販売におけるプロジェクトペギング

販売のプロジェクトペギングには、販売オーダと見積ラインのプロジェクト原価のペギングが含まれます。販売オーダラインまたは見積ラインの品目についてプロジェクトペギングが必須の場合、[販売オーダライン (tdsls4101m000)] セッションおよび [販売見積ライン (tdsls1501m000)] セッションでペグを指定する必要があります。ペグは、プロジェクト/予算、プロジェクト要素、および/またはプロジェクト活動の組合せです。たとえば、販売オーダラインの需要がペグされる場合は、販売オーダラインのプロジェクト、要素、および活動に関する商品が販売され、原価が帳簿に記載されます。

計画在庫処理が販売オーダラインまたは見積ラインについて生成される場合、ペグは必須です。これは、販売見積ラインでは、[確率 [%]] が [販売見積パラメータ (tdsls0100s100)] セッションの [タイムフェーズ在庫を考慮した場合の最小確率 %] フィールドで指定された値を下回る場合はペグが必要ないことを意味しています。ただし、販売見積ラインを確認する場合は、常にペグは必須です。

販売見積が処理され販売オーダになると、ペグは次のようにコピーされます。

• 見積ラインに [予算]、[予算の要素]、[予算の活動]、[プロジェクト]、[プロジェクトの要素]、および [プロジェクトの活動] の各フィールドが指定されている場合、予算関連のペグフィールドは無視され、プロジェクトペグフィールドが販売オーダラインペグフィールドにコピーされます。
• 見積ラインに[予算]、[予算の要素]、および [予算の活動] フィールドのみが指定されている場合は、これらのフィールドが販売オーダラインペグフィールドにコピーされます。
• 見積ヘッダに [予算] フィールドが指定されている場合は、この予算が販売オーダヘッダのプロジェクトにコピーされます。ただし、見積ラインのいずれかに見積ライン予算とは異なるプロジェクトが指定されている場合は、販売オーダヘッダプロジェクトは空のままになります。

販売ペグは、倉庫管理、請求、調達、または工程管理などの処理で関連するすべてのオブジェクトにコピーされます。ターゲットオブジェクトでペグ配分が使用されている場合は、販売ペグが内訳ラインにコピーされます。