承認過剰輸送費 (AETC)

さまざまな組織が、輸送費を管理するために、輸送費が事前に合意した額を超える場合は承諾を求めるよう発注先に要求しています。その場合、発注先が顧客承認番号を要求します。

顧客から承認番号が送信されると、発注先が積荷で顧客承認番号を指定します。

また、発注先は、[理由] フィールドに理由コードを指定し、[責任] フィールドに過剰費用の責任主体の参照を指定します。責任主体は、たとえば、実際に輸送を実行する運送業者です。

注: 

これは、輸送および倉庫管理の積荷に適用されます。輸送の積荷に指定された値が倉庫管理の積荷にコピーされ、逆も同様です。

積荷の顧客承認番号、理由、責任主体を指定するには

  1. 積荷の以下の追跡番号フィールドの 1 つに[顧客承認番号] タイプの追跡番号を指定します。

    • [運送業者追跡番号]
    • [追跡番号]
    • [追跡番号 1]
    • [追跡番号 2]

    [顧客承認番号] タイプの追跡番号を追加できるのは、これらの追跡番号フィールドのうち 1 つのみです。顧客承認番号を追加すると、[理由] および [責任] フィールドが利用可能になります。

  2. [理由] フィールドに、[顧客承認番号] タイプの理由コードを指定します。
  3. [責任] フィールドに、過剰輸送費の責任主体を指定します。

設定

  1. 発注先からの AETC 承認を必要とする顧客の出荷先取引先役割の場合、[出荷先取引先 (tccom4511m000)] セッションで [過剰輸送費の承認] チェックボックスをオンにして、取引先が過剰輸送費の承認番号を必要とすることを指定します。

    この取引先が積荷に指定されていると、積荷の [過剰輸送費の承認] チェックボックスはオンです。

  2. 該当するオーダタイプの場合、[倉庫オーダタイプ (whinh0110m000)] セッションの [積荷ごとに 1 出荷先コード] チェックボックスをオンにします。これは、[過剰輸送費の承認] チェックボックスの設定が異なる複数の出荷を組み合わせて 1 つの積荷にできないようにするためです。
  3. [理由 (tcmcs0105m000)] セッションの理由フィールドで、タイプが [顧客承認番号] の理由コードを定義します。

    タイプの理由コードを指定すると [顧客承認番号]、過剰輸送費の理由フィールドが利用可能になります。

  4. 過剰輸送費の理由フィールドで、過剰輸送費の理由を指定するか、デフォルト値の [適用なし] を使用します。