販売スケジュールラインのゼロ所要数量

販売スケジュールラインは、所要数量がゼロでも受領することができます。販売スケジュール手順が完了した場合、販売スケジュールライン数量もゼロに変更できます。販売スケジュールの所要数量がゼロになると、販売スケジュールラインまたは計画済倉庫オーダの取消が実行されます。

販売スケジュールラインは、次の場合に所要数量がゼロになることがあります。

  • 販売スケジュールが 「調整済」 になっている詳細については、次のトピックを参照してください: 販売スケジュールの調整
  • [販売スケジュールライン (tdsls3107m000)] セッションで、所要数量をマニュアルでゼロに減らした
  • 処理された販売発行には、スケジュールラインの数量 0 が含まれています。

販売スケジュールラインまたは計画倉庫オーダを取消できるかどうかは、販売スケジュールラインまたは計画済倉庫オーダの現在の状況によって決まります。

許可されている取消

状況が [作成済]、[調整済]、または [承認済] の販売スケジュールラインおよび状況が [計画済] の計画済倉庫オーダは、常に取り消すことができます。

注: 

販売スケジュールラインがすでに承認処理で承認されていると、スケジュールラインが次の場合、承認処理の結果は取り消されます。

  • [承認済] 状況の場合
  • [オーダ生成済] 状況で、スケジュールラインの出庫処理がまだ開始されていない場合

許可されていない取消

状況が [納入済]、[請求への発行]、または [請求済] の販売スケジュールラインおよび状況が [ファイナライズ済]、[請求への発行済]、または[請求済] の計画済倉庫オーダは取り消すことができません。状況が [処理済] になるまで、販売スケジュール手順を終了する必要があります。

制限のある取消

販売スケジュールラインとリンクされた計画倉庫オーダが倉庫管理に発行される場合、関連する出庫オーダラインによって、計画済倉庫オーダ/販売スケジュールラインを取り消すことができるかどうかが決まります。

注: 

[倉庫オーダタイプ (whinh0110m000)] セッションの [出庫処理] タブで、いつまで出庫オーダラインの更新、取消、および削除が許可されるかを指定できます。

オーダ生成済または倉庫管理へ発行済の状況

以下は、状況が [オーダ生成済] の販売スケジュールラインまたは状況が [倉庫管理へ発行済] の計画済倉庫オーダに適用されます。

  • 出庫オーダラインを取り消すことができる場合、出庫オーダラインは削除され、計画済倉庫オーダ/販売スケジュールラインの状況は [取消済] になります。
  • 出庫オーダラインを取り消すことができる場合、出庫オーダラインと計画済倉庫オーダは [取消済] に設定され、販売スケジュールラインの状況は [取消処理中] になります。
  • [取消済] に設定されている出庫オーダラインの状況が [出荷済] の場合、販売スケジュールラインの状況は [取消済] になります。

一部出荷または部分納入済の状況

以下は、状況が [一部出荷] の販売スケジュールラインまたは状況が [部分納入済] の計画済倉庫オーダに適用されます。

  • 残りの数量の出庫オーダラインを削除できる場合は、計画済倉庫オーダの状況は [ファイナライズ済] になり、販売スケジュールラインの状況は [納入済] になります。
  • 残りの数量の出庫オーダラインを取り消すことができない場合は、出庫オーダラインの状況は [取消済] になり、販売スケジュールラインは [一部出荷] 状況のままとなります。[取消済] の出庫オーダラインが [出荷済] 状況になると、販売スケジュールラインは [納入済] 状況になります。
  • 計画済倉庫オーダ数量の取り消された部分が計画済倉庫オーダ上で更新され、[取消済数量] として更新されます。計画済倉庫オーダにリンクされている販売スケジュールラインの状況は [納入済] になります。
  • 取り消された計画済倉庫オーダにリンクされた販売スケジュールラインには、取消履歴レコードが存在します。これらの履歴レコードの取消済数量の合計は、リンクする計画済倉庫オーダの取消済数量と同じです。