CRM – テキストエディタ

レターまたは選択式を作成する場合、テキストエディタを使用してレターの実際のレイアウトや式を指定できます。

[注意]

  • レターは、レター (tdsmi1150m000) セッションで指定できます。
  • 選択式は、選択 (tdsmi0170m000) セッションで指定できます。

テキストエディタの使用

レターまたは選択式のレイアウトは、ごく単純にすることも、非常に複雑にすることもできます。次のデータを含めることができます。

  • 通常のテキスト

    たとえば、「...に感激しています」 などです。ö や é などの特殊文字を使用することはできますが、太字、下線、各種フォントなどの出力効果を使用することはできません。
  • テーブルフィールド

    tccom100.nama (取引先の名前) など、CRM のテーブル (tdsmi0182m000) セッションで記録されたすべてのテーブルフィールドを使用できます。
  • 属性

    属性 (tdsmi0550m000) セッションで記録されたすべての属性を使用できます。詳細については、次のトピックを参照してください: CRM – テキストエディタの属性
  • 事前定義変数

    たとえば、@today (現在の日付を示す) などです。詳細については、次のトピックを参照してください: CRM – テキストエディタの事前定義変数

テーブルフィールドや属性は、入力するのではなく、ズームして選択することをお勧めします。選択した方が間違いが少なくなるためです。テキストエディタで [オプション] メニューの [ズームセッションの開始] をクリックして、必要なテーブルフィールドまたは属性を取得します。

注: 

パイプ ( | ) 記号の後に入力したテキストは、プログラミングコードとしては使用されず、ユーザに対する追加情報としてのみ使用されます。

テキストエディタの演算子

テキストエディタでは、算術演算子、論理演算子、または関係演算子を使用できます。

算術演算子
* 乗算
/ 除算
+ 加算
- 減算
¥ 除算後の剰余
& リンク文字列 (英数字配列)

論理演算子
OR
AND
NOT (否定)

関係演算子
= 等しい
<> 等しくない
> より大きい
< より小さい
>= 以上
<= 以下

テキストエディタの関数

テキストエディタでは次の関数を使用できます。

  • 算術
  • 三角
  • 対数
  • 文字列
  • 日付
算術関数
round (X,Y,Z)

X の端数修正した値を求めます。

Y は、小数点以下の桁数です。

Z は丸め方法です (0 = 切捨て、1 = 四捨五入、2 = 切上げ)。

-
val (A) 文字列 A の数値を求めます。 val ("8.7") = 8.7
abs (X) X の絶対値を計算します。 abs (-10.3) = 10.3
int (X) X の整数値を求めます。 int (11.6) = 11
pow (X, Y) X を Y の指数にします。 pow (10.2) = 100
sqrt (X) X の平方根を求めます。 sqrt (16) = 4
min (X, Y) X と Y の最小値を求めます。 min (6, 10) = 6
max (X, Y) X と Y の最大値を求めます。 max (6, 10) = 10
pi 円周率 pi の定数 (3.1415926) -

三角関数
sin (X), cos (X), tan (X) X の正弦、余弦、または正接を求めます。
asin (X), acos (X), atan (X) X の逆正弦、逆余弦、または逆正接を求めます。
hsin (X), hcos (X), htan (X) X の双曲正弦、双曲余弦、または双曲正接を求めます。

対数関数
exp (X) e を X の指数にします。
log (X) e を基準に X の自然対数を求めます。
log10 (X) 指数 10 を基準に X の対数値を求めます。

文字列関数
edit (X,Y) 数値 X の形式を形式 Y にします。 edit (10.3, "ZZZ9V,99") = " 10,30"
str (X) 数値を文字列に配置します。 str (10.3) = "10.3"
len (X) 文字列 X の長さを求めます。 len ("abc") = 3
strip (X) 最後の文字の後にあるスペースを削除します。 strip ("A ") = "A"
pos (X,Y) 文字列 X における文字列 Y の、左からの位置を求めます。 -
rpos (X,Y) 文字列 X における文字列 Y の、右からの位置を求めます。 -

日付関数
date () 現在の日付を求めます。 -
date (YYYY, MM, DD) 指定された年 (YYYY)、月 (MM)、および日 (DD) に従って日付を求めます。 date (2008, 5, 1) = 1 May 2008