住所フォーマットの定義

[住所フォーマット (tccom4135s000)] セッションで住所フォーマットを指定できます。

住所フィールドごとに次の項目を指定し、その出力箇所および出力方法を定義します。

  • ライン

    住所ラインの番号
  • 連番

    ライン上のこのフィールドの連番
  • 優先順位

    このフィールドの優先順位
  • スペース

    このフィールドに続く空白の数

連番

連番を使用して、ライン上に複数のフィールドを出力できます。フィールドがラインに収まらない場合、ラインの端で情報が切り捨てられます。この場合は、フィールドの優先順位がチェックされません。

優先順位

優先順位を使用して、どの住所フィールドをスキップできるかを示します。利用可能なラインの長さが不十分で、指定されたフォーマットに従って完全な住所を出力できない場合、優先順位の低いフィールドを含むラインは出力されません。1 = 最も高い優先順位、2 = 2 番目の優先順位となります。

フリーテキスト

住所フィールド間に挿入されるフリーテキストを指定できます。このフリーテキストを使用して、住所にカンマ、テキストの私書箱、または CEDEX を追加できます。

フォーマットのフリーテキストを定義するには、[住所フォーマット (tccom4135s000)] セッションの [通信] タブを使用します。

他の住所フィールドと同じようにフリーテキストの位置を定義します。フリーテキストには位置を 1 つのみ定義できます。たとえば、カンマが 2 つ必要な場合は、カンマ付のフリーテキストを 2 つ定義する必要があります。

フォーマットごとに次の項目を定義できます。

  • それぞれ最長 20 文字の 3 つの長形式のフリーテキスト
  • それぞれ最長 6 文字の 6 つの短形式のフリーテキスト

フリーテキストは、他の住所フィールドの接頭辞およびタグとして扱われます。これらのルールは、次の場合に適用されます。

  • ラインの末尾にある短形式のフリーテキストは出力されません (長形式のフリーテキストは出力されます)。
  • ラインがフリーテキストのみの場合、そのラインは出力されません。フリーテキストは、長形式、短形式のどちらでもかまいません。

たとえば、[名前 2] をライン 2 に出力し、その後にフリーテキストが続くフォーマットを指定した場合、住所の [名前 2] フィールドが空ならばライン全体がスキップされます。

注: 

ライン、連番、および優先順位の同じ組合せは、1 つの住所フィールドにのみ指定できます。

必須出力住所:

ライン 1: 名前
ライン 2: 名前 2
ライン 3: 私書箱 (スペース) 私書箱番号
ライン 4: 都市 (スペース) 都市 2
ライン 5: 郵便番号 (スペース) (スペース) 国

住所フォーマット ライン 連番 優先順位 スペース
名前 1 1 1 0
名前 2 2 1 1 0
私書箱番号 3 2 1 0
都市 4 1 1 0
都市 2 4 3 1 0
5 3 1 0
郵便番号 5 1 1 2
私書箱 3 1 1 1
, 4 2 1 2

この場合、次のようになります。

  • 私書箱は長形式のフリーテキスト
  • カンマは短形式のフリーテキスト

[注意]

  • 使用されていない住所フィールドの値をゼロに設定します。
  • [名前 2] は、オーダまたはレポートで 5 行利用可能な場合にのみ出力されます。それ以外の場合は、[名前] のみが出力され、[私書箱番号] が住所の 2 行目に出力されます。
  • ライン 4 に十分な長さがない場合は、[都市 2] が切り捨てられます。