時間単位

一部のリードタイムは日数で定義できます。

カレンダーは時間/分で定義されるため、カレンダー内でリードタイム日数をどのように計算するのか指定する必要があります。

ルールとして、日数単位のリードタイムは稼働日数で計画されます。つまり、1 日当たりの利用可能時間がリードタイムの 1 日となります。

後方計画: 午前 8 時から午後 5 時までのカレンダーがあります。

  • 午前 11 時 55 分から 1 日の後方計画では、開始日が午前 8 時 (その日の開始時間) に設定されます。
  • 火曜日の午前 7 時 55 分から 1 日の後方計画では、開始日が月曜日の午前 8 時に設定されます。
  • 稼働日が月曜日から金曜日の場合、月曜日の午後 1 時 15 分から 2 日間の後方計画では、開始日が金曜日の午前 8 時に設定されます。

前方計画: 午前 8 時から午後 5 時までのカレンダーがあります。

  • 午前 11 時 55 分から 1 日の前方計画では、開始日が午後 5 時 (その日の終了時間) に設定されます。
  • 月曜日の午後 5 時 5 分から 1 日の前方計画では、終了日が火曜日の午後 5 時に設定されます。
  • 稼働日が月曜日から金曜日の場合、金曜日の午後 1 時 15 分から 2 日間の前方計画では、終了日が月曜日の午後 5 時に設定されます。

0 日の計画: 以下のようになります。

  • 月曜日午後 1 時からの 0 日の後方/前方計画では、この時がすでに稼働時であるため、何も起こりません
  • 月曜日午後 6 時からの 0 日の後方計画では、日付が月曜日午後 5 時に設定されます。
  • 月曜日午後 6 時からの 0 日の前方計画では、日付が火曜日午前 8 時に設定されます。
注: 

日数 0 を計画することもできます。この場合、日付は直近の稼働時に設定されます。

  • 日数と時間数の使用

    通常、利用可能な時間単位のリストには時間数と日数が含まれています。

    週と月を日数に変換する際の問題を回避するため、これらの単位はサポートされていません。

    唯一の例外は、距離の定義です。市町村別および郵便番号別の距離テーブルで、時間距離の単位はユーザ定義が可能です。長さを秒単位で計算するために単位変換係数が使用されます。

    したがってカレンダーでは、時間単位で計画する場合と同様に、リードタイムが秒単位で計画されます。

  • 時間数の日数への変換

    通常、日単位で定義されているリードタイムは日単位で計画され、時間単位で定義されているリードタイムは時間単位で計画されます。それでも多くの状況では、時間数を日数に変換する必要があります。企業計画では以下の状況が該当します。

    • [品目 - 購買取引先 (tdipu0110m000)] セッションでの計算リードタイムの計算
    • [ロットサイズの最適化 (cprao3200m000)] セッションで経済発注量を決定するためのオーダリードタイムの計算
    • [範囲チェック (cprpd1200m000)] セッションでの累積リードタイムの計算

    変換を実行する際、関係する利用性タイプの 1 日当たり平均基本能力を使用することもできます。各リードタイムは利用性タイプにリンクしているため、利用性タイプが常に関係しています。

    1 日当たり基本能力は、週労働時間 (tcccp0105m000) セッションで定義される稼働時間から導出されます。

    定義されている総作業時間数 ÷ 稼働時間のある週日数