リードタイムに基づく計画オーダの確認

このトピックでは、オーダリードタイムを考慮しながら、開始直前のオーダのみを確認するような計画オーダの確認方法について説明します。

確認済計画オーダは、実行レベルへの転送準備ができています。

概要

どの計画オーダを確認するか、慎重に選択する必要があります。

  • 開始日がずっと先の計画オーダを確認すると、柔軟さを失います。計画オーダを確認した後に需要の状況が変化した場合、計画を調整するためにさらなる作業が必要になるかもしれません。
  • 計画オーダの確認が遅すぎると、実行の開始が遅れて計画オーダが期間内に完了できません。このリスクは、オーダリードタイムが長い計画オーダ (つまり、完了までに長期間かかる計画オーダ) の場合により顕著です。

[オーダリードタイム内のみ]

[オーダ計画の確認 (cprrp1200m000)] セッションでは、リードタイムを基準にして計画オーダを選択できます。

この処理は、[オーダリードタイム乗数] フィールドに乗数を入力することで調整できます。このオプションを使用する場合、計画開始日が次の時点より以前の場合のみ、計画オーダが確認されます。

現在の日付 + (オーダリードタイム×オーダリードタイム乗数)

製造オーダと購買オーダ

計画製造オーダおよび計画購買オーダの場合、リードタイムは次のフィールドで指定されます。

オーダのタイプ セッション フィールド
計画製造オーダ [品目 - 製造 (tiipd0101m000)] オーダリードタイム
計画購買オーダ [品目 - 購買 (tdipu0101m000)] 供給時間

計画物流オーダ

計画物流オーダの場合、オーダリードタイムを決定する方法は次から選択できます。

  • [供給品目]

    オーダリードタイムを、供給品目を製造または購買するための時間として定義します。このオーダリードタイムは、[品目 - 製造 (tiipd0101m000)] または[品目 - 購買 (tdipu0101m000)] セッションでそれぞれ定義します。

    供給品目は別会社の供給会社で定義できます。

  • [供給リードタイム]

    オーダリードタイムを、物流リードタイムとして定義します。物流リードタイムの計算は、[供給関係 (cprpd7130m000)] セッションで供給関係に対して運送業者を指定しているかどうかによって異なります。詳細については、次のトピックを参照してください: 物流リードタイムの計算