確認済供給 (VMI)

VMI 発注先は、顧客に確認済供給メッセージを送信できます。確認済供給は、計画納期に顧客に納入されることを発注先が確認した品目の数量です。確認済供給は、顧客が要求した数量より少なくてもかまいません。

確認済供給データの使用

LN では、確認済供給データについて次の 2 とおりの使用方法があります。

  • [計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの [供給の確認] チェックボックスがオンの場合、確認済供給を顧客に伝えます。
  • [計画基準] フィールドが [確認済供給] の場合、LN は確認済供給を使用して顧客に供給するための計画オーダを生成します。

確認済供給データのライフサイクル

最長の場合、確認済供給のライフサイクルを構成する段階は次のとおりです。

  1. 発注先が、受領した予測にもとづいて品目の計画供給オーダを生成する
  2. VMI 発注先が、計画供給オーダおよび実際供給オーダを確認済供給に変換する
  3. 製造能力が限られている場合や構成要素の不足によってすべての計画オーダを実行できない場合などは、オプションで、発注先が確認済供給を調整します。

    別の方法として、発注先がマニュアルで確認済供給を入力します。

  4. 発注先は確認済供給を承認し、確認済供給を顧客に送信します。

別の方法として、確認済供給を次のように使用することもできます。

  1. 発注先が顧客から予測を受け取ります。
  2. 発注先がマニュアルで確認済供給を入力します。
  3. 発注先は確認済供給を承認し、確認済供給を顧客に送信します。

確認済供給に承認済のマークが付くと、その改訂番号の確認済供給は変更できません。確認済供給が顧客に送付されるまでは、承認の取り消しができます。

この手順の詳細は、発注者と顧客によって定義される条件合意で管理されます。詳細については、次のトピックを参照してください: 条件の概要

総計期間

供給日は予測期間に依存しません。

供給日は、条件合意で指定された納入日時をもとに決定できます。それらの納入日時は、[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの [納入日時] フィールドで指定できます。

[供給範囲の確認]

発注先は、[計画条件 (tctrm1135m000)] セッションの供給範囲の確認フィールドで指定された日数に対する確認済供給情報を送付する必要があります。

顧客のアクション

顧客は、品目発注先計画で確認済供給を表示できます。このデータを使用して、有効在庫 (ATP) 数量を計算したり、構成確約可能在庫チェックを行ったりできます。