VMI 取引先選択
販売業者管理在庫 (VMI) を行う場合に LN が発注先を選択する方法を説明します。
VMI 機能の使用に対する制約についても説明します。
1 つの品目について計画を実行できる VMI 発注先は、常に 1 つだけです。ただし、ある VMI 発注先から別の VMI 発注先に切替えることができます。現在の日付とシナリオ終了日の間に有効な条件合意が存在する発注先が検索されます。
有効な VMI 発注先を選択するため、次の規則が適用されます。
- 有効な VMI 発注先が複数見つかった場合は、それぞれの条件合意の発効日および失効日に基づいてソートされます。
- ある VMI 発注先の有効期間が別の VMI 発注先の有効期間を完全に含んでしまう場合、含まれる方の VMI 発注先は無視されます。
- 有効な発注先が有効になるとすぐに、その発注先が VMI 発注先として選択されます。
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特定の日付に VMI 発注先として有効な発注先がない場合、以降の日付に対して VMI 発注先を選択することはできません。たとえば、3 月に発注先に計画を実行させ、4 月は通常の計画方法を使用し、5 月に再び発注先に計画を実行させることはできません。これを行おうとすると、企業計画によってシグナルが生成され、通常の発注方法を使用して 2 番目の期間 (上の例では 5 月) が処理されます。
ただし、現在の日付からシナリオ終了日までの期間全体で、期間の最初の部分は通常の計画を使用し、次の一定期間は VMI 発注先が供給計画を実行し、期間の最後の部分は再び通常の計画を使用する、ということは可能です。
マルチソーシング
VMI 発注先が 1 つだけであれば、マルチソーシングが可能です。
マルチソーシングを行う場合、オーダ計画手順で所要量が生成され、通常の方法で、その所要量が利用可能ソースに配分されます。VMI 発注先に引当られた需要から予測が生成され、VMI 発注先に送信されます。その他の需要からは、計画購買オーダまたは計画物流オーダが生成されます。
優先順位はさまざまな発注先に割り当てられますが、VMI 発注先は常に優先順位 0、つまり最高の優先順位となります。
計画品目に対して有効な VMI 発注先および通常の発注先をすべて表示する手順は次のとおりです。
- [品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションを開始します。
- 計画品目を選択します。
- 適切なメニュー→ [製品構造] → [ ] をクリックします。