一般品目のファントム

通常のオーダ基準計画では、ファントムは次のように処理されます。

  • ファントムはその部品表の構成要素で置き換えられます
  • ファントムの工順は、既存の工順の一部として処理されます

一般品目 G にファントムがある場合、ファントムの構成要素および作業は G の計画オーダ終了日に応じてオフセットされます。これが行われる方法は、ファントム自体が一般品目であるか通常品目であるかに依存します。以下に両方の状況の例を示します。

例: 一般品目の一般ファントム

次の状況を考えます。

  • 一般品目 G1 は一般ファントム G2 を持ちます
  • G2 の一般部品表は (通常の) 構成要素 N3 を含みます
  • G2 の一般工順は 1 つの作業 OP を含みます

この状況では、次のダイアグラムに従って計画が進みます。

A G2 の G-BOM における N3 のオフセット
B G1 の G-BOM における G2 のオフセット
C G1 オーダの N3 終了日
D G2 の G-ROU における OP のオフセット
E G1 の G-BOM における G2 のオフセット
F OP1
G OP2

例: 一般品目の通常ファントム

次の状況を考えます。

  • 一般品目 G1 は通常ファントム N2 を持つ
  • N2 の部品表は、(通常) 構成要素 N3 を含む
  • N2 の工順は作業 OP1 と OP2 を含む

この状況では、次のダイアグラムに従って計画が進みます。

  • (1) N2 の部品表における N3 のオフセット
  • または:
A N2 のオーダリードタイム
B G1 の G-BOM における N2 のオフセット
C G1 オーダの N3 終了日
D N2 のオーダリードタイム
E G1 の G-BOM における N2 のオフセット
F OP1
G OP2

注意点: 

  • オフセットが N2 の部品表に指定されている場合、このオフセットを用いて N3 をオフセットします。そうでない場合は、N2 のオーダリードタイムが使用されます。
  • 通常の工順では、オフセットを使用できません。代わりに N2 のオーダリードタイムを使用して、N2 の作業をオフセットします。
注: 

[品目 - 製造 (tiipd0101m000)] セッションで品目のオーダリードタイムを指定することができます。