品目マスタ計画のない予測消費

品目に品目マスタ計画がない場合、需要予測の利用可能なタイプは特殊需要のみです。

[品目別特殊需要 (cpdsp2100m000)] セッションで品目または品目/チャネルの組合せに対する特殊需要を入力できます。

LN は、オーダシミュレーション中に自動的に予測消費を適用します。[品目オーダ計画 (cprrp0520m000)] セッションおよび [品目別特殊需要 (cpdsp2100m000)] セッションで、マニュアルで予測消費を実行することもできます。

予測消費の手順

予測需要の日付とそれを消費する実際需要の日付は、完全に一致する必要はありません。実際需要の特定インスタンスはまた、前の時点からの予測需要または後の時点からの予測需要も消費できます。どちらであるかは、シナリオ (cprpd4100m000) セッションの次のフィールドの値によります。

  • [後方予測消費]
  • [前方予測消費]

日付 (および時間) P に実際需要のインスタンスがあると仮定します。消費の開始時点 (B) は P から [後方予測消費] フィールドの値を差し引いた日付 (時間) です。消費の終了時点 (Y) は P に [前方予測消費] フィールドの値を加えた日付 (時間) です。

開始時点 (B) はその日の開始時間 (時刻 00:00:00) に丸められます。終了時点 (Y) はその日の終了時間に丸められます。[後方予測消費] および [前方予測消費] フィールドがゼロ日の場合、LN は 1 日の特殊需要を消費します。

消費は次のように行われます。

  • P 時点の実際需要を使用して、B 時点以降の最も早い時期に発生した (未使用) 予測が消費されます。
  • 実際需要がまだ残っている場合、これを使用して次の予測、またその次の予測と消費されていきます。
  • 必要に応じて消費プロセスは Y 時点に達するまで続行し、B と Y の間のすべての予測が完全に消費されるまで続きます。

この消費手順は 2 つのフェーズで起こります。

  • フェーズ 1

    このステップでは、チャネルに一致する顧客需要のみが考慮されます。この需要を使用して、特定の品目/チャネルの組合せに対して定義されている特殊需要が消費されます。

  • フェーズ 2

    このステップでは、残りすべての実際需要が考慮されます。これらの需要には次のものがあります。

    • チャネル固有の予測がすべて消費された後に残っているチャネル固有の需要
    • チャネルに一致しない実際の顧客需要
    • 依存需要 ([品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションの [依存需要予測] チェックボックスがオンの場合のみ)