ローリングシナリオの使用

ダイアグラム

次のダイアグラムはローリング手順を図示しています。この例では、ローリング頻度は 7 日間です。

シナリオの初期化、ロール、および更新 (cprpd4200m000) セッションを使用してシナリオをロールします。ロールする必要のあるシナリオを選択すると、LN が次のように自動的にそのシナリオを完全に更新します。

• シナリオを前方にシフトする
• 商品フローデータ、クリティカル資材および能力所要量を含めて、すべての品目マスタ計画およびチャネルマスタ計画を更新する
• すべての資源マスタ計画を再構築する

複数会社シナリオがロールされると、LN がその複数会社シナリオに属するローカルシナリオもすべてロールします。

指定されたシナリオをロールする必要があるかどうかを決定する場合、現在の日付と 参照日 フィールドの日付間の差が整数に丸められます。現在の日付が参照日にローリング頻度を加えたものより大きい場合、シナリオをロールする必要があります。

シナリオがロールされると、[シナリオ (cprpd4100m000)] セッションの参照日フィールドの日付は、ローリング頻度で指定された日数を古い参照日に足すことで調整されます。指定された時間は保持されます。

シナリオ開始日フィールドも更新されます。この更新は計画期間日にも影響を与えます。シナリオにあるすべての品目マスタ計画およびチャネルマスタ計画でこれらの日付を更新します。

計画期間の長さが一致しないことがあるため、マスタ計画データを新しい計画期間に再分配する特定の手順が必要です。

• ローリングシナリオのマスタ計画数量 (例: 製造計画数量) が関連計画期間のカレンダー日に分散されます。この分散は、会社のカレンダーに基づいています。カレンダー日にマスタ計画数量を分配するにはを参照してください。
• LN がそれぞれの日別数量を新しい計画期間に総計します。