クリティカル能力所要量を生成するには

製造計画が生成される場合、この製造計画の実行に必要なクリティカル資源能力が、クリティカル能力所要量の形で記録されます。[資源マスタ計画 (cprmp3501m000)] セッションで、これらの所要量は [クリティカル能力所要量で使用された能力] フィールドに表示されます。

次の条件が満たされるとき、資源能力は品目の製造に対するクリティカル能力として考慮されます。

  • 品目のクリティカル能力資源表 (BCC) で、その資源がクリティカルワークセンタとして表示されている場合 ([計画クリティカル能力資源表 (cprpd3130m000)] セッションを参照)。
  • 計画供給が一致する計画期間の能力がある最初の日付 (そのような日付がない場合は、計画期間の最初の日付) は、品目のクリティカル能力資源表でクリティカル構成要素に対して記録されている有効日から有効期限までの間の日付でなければなりません。

原則として、クリティカル能力所要量は品目マスタ計画の更新時に生成されます (品目マスタ計画をメンテナンスするにはを参照)。ただし、[シナリオの初期化、ロール、および更新 (cprpd4200m000)] セッションを使用すると、所要量の生成を無効にできます。

クリティカル能力所要量を計画する場合、製造プロセスの継続時間が重要な要素です。完成品の供給が計画期間に均一に分配されるという仮定から始めて、資材所要量は完成品のクリティカル能力資源表に記録されているリードタイムオフセットおよびリードタイムを用いて過去にシフトされます。

クリティカル能力所要量の開始日は、計画期間からリードタイムのオフセット (作業日数) を差し引いた開始日として計算されます。所要の終了日は次のように計算されます。

計画期間の終了日 - リードタイムオフセット + リードタイム

リードタイムオフセットおよびリードタイムは作業日数で表されます。能力所要量の開始日と終了日で構成される期間が、複数の計画期間と重なることも可能です。その場合、(資源のカレンダーに従う) 各計画期間の使用可能能力に比例して、所要能力がこれらの期間に分配されます。発生計画期間と所要計画期間の各組合せごとに、個別のクリティカル能力所要量が記録されます。

クリティカル能力所要量およびその発生元は [クリティカル能力所要量 (cprmp3560m000)] セッションで表示できます。