企業計画のチャネル

企業計画は、チャネルの使用をサポートし、特定の顧客 (販売先取引先) にサービスを提供したり、特定の品目を分配したりします。たとえば、チャネルは特定の地理的エリアまたは特定の顧客グループを表すことができます。予測をメンテナンスし、チャネルマスタ計画内の実際の販売と比較できます。

許容需要に基づき、オーダ確約をサポートするために利用可能なチャネルが自動的に計算されます。予測および許容需要は、中央品目マスタ計画からの分散を使用して自動的に更新することもできます。

  • 品目マスタ計画なし

    品目に品目マスタ計画がない場合、[品目別特殊需要 (cpdsp2100m000)] セッションでチャネル別予測をメンテナンスできます。チャネル分割は、予測消費についても考慮されます。詳細は予想在庫を計算するにはを参照してください。
  • 品目マスタ計画あり

    品目の品目マスタ計画をメンテナンスする場合、品目/チャネルの各組合せに対してチャネルマスタ計画もメンテナンスできます。チャネルマスタ計画は次のタイプの機能を提供します。

    • チャネル固有の需要予測と予測消費
    • チャネルマスタ計画の、対応する品目マスタ計画への総計
    • 各チャネルに対する最大販売量の管理に使用されるチャネル有効在庫 (ATP)
  • チャネルの設定方法

    企業計画で使用するチャネルを設定するには、チャネルを定義し、そのチャネルに属する顧客および品目を指定する必要があります。

    • [チャネル (tcmcs0166m000)] セッションでチャネルを定義します。
    • [販売先取引先 (tccom4510m000)] セッションの [チャネル] フィールドに、このチャネルを顧客 (販売先取引先) に対するデフォルトチャネルとして入力します。
    • [品目 - 販売取引先 (tdisa0510m000)] セッションの [チャネル] フィールドで特定の品目に対する顧客のチャネルを修正することができます。取引先にリンクされたチャネルがあり、チャネルマスタ計画が存在する場合、チャネルのデフォルトは販売オーダラインになります。チャネルマスタ計画は、販売オーダラインのチャネルデータに基づいて更新されます。チャネルマスタ計画は、販売オーダラインにチャネルデータが存在する場合にのみ更新されます。
    • 計画品目 - チャネル (cpdsp5100m000) セッションで特定の品目/チャネルの組合せを定義します。
  • 複数会社計画

    チャネル機能は、複数会社の状況で他の会社にも使用することができます。取引先 (tccom4500m000) セッションで会社を定義し、それを系列会社として指定します。