タイムフェンス前のネットチェンジ日付

LN で計画オーダに影響を与える変更 (部品表の変更など) が検出されると、LN によりネットチェンジ日付がこれらの変更の日付に設定されます。ネットチェンジ日付がゼロの場合、前回のシミュレーション以降何の変更もないことを示します。品目のシミュレーション後、LN はネットチェンジ日付をゼロにリセットします。

ネットチェンジ日付がタイムフェンス日付より前にある場合、次の 2 つの問題が発生します。

  • タイムフェンス内でシミュレーションしない場合、計画が最新の状態に更新されない可能性があります。
  • ネットチェンジ日付をリセットする必要があるかどうかを確認することができません。

ネットチェンジ日付のリセット

[オーダ計画の生成 (cprrp1210m000)] セッションまたは [オーダ計画の生成 (品目) (cprrp1220m000)] セッションを使用してオーダシミュレーションを実行する場合、LN がタイムフェンス内のネットチェンジ日付をリセットするかどうかは [タイムフェンスのネットチェンジをリセット] チェックボックスによって決まります。

注: 

[範囲内で生成] チェックボックスがオンの場合、LN は常にネットチェンジ日付をリセットします。この場合、[タイムフェンスのネットチェンジをリセット] チェックボックスは使用不可になります。

[タイムフェンスのネットチェンジをリセット] チェックボックスがオフの場合、LN はタイムフェンス内にあるネットチェンジ日付をリセットしません。

この設定では、結果が次のようになります。

  • この利点は、次のシミュレーション時にタイムフェンスを無視すると、依然として正しいネットチェンジ情報が得られることです。
  • この欠点は、このネットチェンジ日付が存在するかぎり、通常、ネットチェンジシミュレーションはタイムフェンスで開始するということです。この結果、ネットチェンジ方法の利点が失われます。

[タイムフェンスのネットチェンジをリセット] チェックボックスをオンにすると、LN は常にネットチェンジ日付をリセットします。

この設定では、結果が次のようになります。

  • この利点は、シミュレーション後もネットチェンジ方法が機能するということです。
  • この欠点は、シミュレーション後、リセットしたネットチェンジ状況により、計画が実際には最新のものでない場合でも最新であると示されることです。次のシミュレーションでタイムフェンスを無視しても、正しいネットチェンジ情報は得られません。

マスタ計画では、タイムフェンスの前にあるネットチェンジ日付は常にシミュレーション中にリセットされます。