輸送での輸送時間

輸送が導入されている場合、輸送時間は輸送によって決定されます。輸送で使用される輸送時間は以下から構成されます。

  • [住所 - 輸送管理 (fmfmd0110m000)] セッションで定義される発送住所での待機時間
  • [住所 - 輸送管理 (fmfmd0110m000)] セッションで定義される発送住所での積荷時間
  • 移動時間
  • [住所 - 輸送管理 (fmfmd0110m000)] セッションで定義される受取住所での待機時間
  • [住所 - 輸送管理 (fmfmd0110m000)] セッションで定義される受取住所での荷卸し時間

待機時間と積荷時間は、[住所 (tccom4530m000)] セッションで決定される住所カレンダーに基づいて計画されます。移動時間は、運送業者にリンクしているカレンダーに基づいて計画されます。

移動時間

輸送における輸送時間の一部である移動時間は以下のセッションで決定できます。

  • [経路計画 (fmfoc1150m000)] セッション内
  • [標準経路 (fmlbd0150m000)] セッション内
  • 運送業者別

以下のセクションでは、各方法について詳しく説明します。

経路計画

物流オーダでも購買オーダでも経路計画は指定しません。代わりに、オーダの出発地住所と目的地住所を決定する必要があります。

[経路計画 (fmfoc1150m000)] セッションを使用して、出発地住所と目的地住所を [経路計画プロセス (fmfoc1151m000)] セッションから取得する必要があります。

これら 2 つの住所が同一区間内にある必要はありません。ただし、出発地住所の区間が常に目的地住所を含む区間よりも前にある必要があります。

出発地住所が経路計画の第 2 区間にあり、目的地住所が第 5 区間にあります。

[輸送計画パラメータ (fmlbd0100m000)] セッションの [運送業者/LSP 選択基準] フィールドの値によって、選択する利用可能経路計画が決定されます。

  • [最安値]
  • [最速]
  • [最短]

移動時間は [経路計画プロセス (fmfoc1151m000)] セッションから取得できます。

  • 1 区間の距離は、輸送手段グループの平均スピードで除算されます。
  • 距離が指定されていない場合、その区間の移動時間が使用されます。

カレンダーは運送業者から取得されます。

標準経路

経路計画と同様、出発地住所と目的地住所に一致するすべての標準経路が選択されます。

経路計画では、[標準経路別郵便番号 (fmlbd0151m000)] セッションで一連の郵便番号を指定し、[標準経路別地域 (fmlbd0152m000)] セッションで一連のエリアを指定できます。

[輸送計画パラメータ (fmlbd0100m000)] セッションの [標準経路の検索順序] フィールドの値によって、郵便番号とエリアのどちらを使用するかが決定されます。

住所は郵便番号またはエリア参照住所のどちらかと一致している必要があります。

標準経路シーケンスの総距離に基づいて移動時間が計算されます。総距離は、共通情報の距離テーブルから取得されます。これについては以降のセクションで説明します。

距離は輸送分類に基づいています。

  • 標準経路の輸送手段グループ (TMG)

    [輸送手段グループ (fmfmd0150m000)] セッションを参照してください。
  • オーダの運送業者の TMG

    [運送業者/LSP 別輸送手段グループ (fmfmd0152m000)] セッションを参照してください。
  • 標準経路運送業者の TMG
  • 運送業者
  • 品目の TMG

    [品目 - 輸送管理 (fmfmd1100m000)] セッションを参照してください。

カレンダーは運送業者から取得されます。

運送業者

移動時間は共通情報の距離テーブルから取得されます。カレンダーは運送業者から取得されます。

輸送分類は以下のように取得されます。

  • 運送業者から
  • 標準経路の輸送手段グループ (TMG) から