計画終了日を修正する例外

計画終了日の計算後、以下の例外によって計画終了日が修正され、日付が前後に移動される場合があります。

  • オーダ計画生成中にタイムフェンスが考慮される。タイムフェンスによって終了日が先送りされる
  • 最終確定計画オーダまたは実際オーダの終了日によって日付が先送りされる
  • 固定納入日によって終了日が前倒しされる

以下のセクションでは、これらの各状況について説明します。

タイムフェンス

[オーダ計画の生成 (cprrp1210m000)] セッションの [範囲内で生成] チェックボックスがオフになっている場合、オーダ計画はタイムフェンス内の所要量を認識しますが、所要量をタイムフェンスの最後に移動します。

すべてのオーダの終了日がタイムフェンスに合わせて修正された例

つまり、[範囲内で生成] チェックボックスがオフになっている場合は、所要日が常にタイムフェンス外にあることになります。終了日がタイムフェンスにオフセットされる場合、その終了日は以後のリードタイムを消費しながらタイムフェンスの日付まで先送りされます。

所要日がタイムフェンスの日付と同じ場合、4 つすべてのリードタイム構成要素が消費されます。

前の例では、終了日に警告が発行されても、追加リードタイムと安全時間の計画には間に合いません。

確定計画オーダまたは実際オーダ

[計画パラメータ (cprpd0100m000)] セッションの [確定/実際前の計画オーダ] チェックボックスがオフになっている場合、実際オーダまたは確定計画オーダが終了するまで、計画オーダを終了することはできません。したがって、計画オーダの終了日が、最後の確定計画オーダの終了日まで先送りされます。

注: 

以下の図における企業計画のオフセットは、所要日から計画終了日までのオフセットを意味します。この企業計画のオフセットには、出庫時間、入庫時間、安全時間、追加リードタイムが含まれます。

すべてのオーダの終了日が確定/実際オーダに合わせて修正される例

[確定/実際前の計画オーダ] チェックボックスがオフになっている場合、終了日はタイムフェンスが関係している場合と同じように先送りされます。計画 [購買] オーダは、実際購買オーダと確定計画購買オーダより前には計画されません。計画 [ジョブショップ] オーダは、JSC 製造オーダと確定計画製造オーダより前には計画されません。

注: 

修正は、計画製造オーダと計画購買オーダのみに適用され、計画物流オーダには適用されません。

固定納入

計画品目を固定納入コードにリンクできます。固定納入コードは、固定納入日に基づくオーダ計画に使用されます。品目に固定納入が設定されている場合、企業計画は計算後の終了日を前倒しして、直近の固定納入日を検索します。

固定納入コードは [固定納入コード (cprpd2110m000)] セッションで指定できます。

すべてのオーダの終了日に固定納入が設定されている例