チャネル有効在庫 (ATP)

チャネル有効在庫 (ATP) を使用して、特定チャネルに対する品目の販売量を制約できます。

この機能には 2 つの目的があります。

別のチャネルの許容需要を制限することにより、重要顧客に少なくとも一定量を納入できることを確実にします
特定チャネルに、一定の最大数量を超えて供給しないことを確実にします。

注:

マルチサイト機能が有効な場合、チェックが計画クラスタごとに実行されます。
主としてチャネル有効在庫 (ATP) にチャネルを使用する場合、必ずしもすべての顧客をチャネルに分類する必要はありません。その最大販売量を制限したい顧客のみチャネルに分類します。
エンタープライズモデラ Content Pack を LN で使用する場合は、MPL1210 (計画品目/物流チャネル別予測) ウィザードを使用してチャネル有効在庫 (ATP) を設定することを検討してください。この事前定義されたウィザードは、会社の業務機能モデルを指定した後に [プロジェクトモデル別ウィザード (tgwzr4502m000)] セッションから実行できます。

必要なデータ

チャネル有効在庫 (ATP) を使用するには、以下のデータを提供する必要があります。
- 計画品目 - チャネル (cpdsp5100m000) セッションの有効在庫 (ATP) 期限の長さ
- チャネルマスタ計画 (cpdsp5130m000) セッションの許容需要
原則として、チャネル有効在庫 (ATP) 期間はいくつかの計画期間で構成されます。許容需要は計画期間ごとに指定されます。1 チャネルの有効在庫 (ATP) 期間の許容需要の合計値が、そのチャネル有効在庫 (ATP) の基準です。詳細はチャネル有効在庫 (ATP) 期間を参照してください。
チャネル有効在庫 (ATP) チェック

品目の確約可能在庫チェック中、LN はチャネル有効在庫 (ATP) チェックも実行します。この場合、顧客に確約可能な数量は、以下の数量よりも小さくなります。
- 通常の確約可能在庫チェックの結果
- チャネル有効在庫 (ATP) チェックの結果
チャネル有効在庫 (ATP) チェックは、[品目 - 計画 (cprpd1100m000)] セッションの [チャネル有効在庫 (ATP)] チェックボックスがオンである品目について実行されます。[有効在庫 (ATP) 処理 (cprrp4800m000)] セッションでは、チャネル有効在庫 (ATP) チェックを一時的に無効にできます。
チャネル有効在庫 (ATP) の更新

チャネル有効在庫 (ATP) の更新方法は 2 とおりあります。
- オフライン: LN がチャネルマスタ計画を更新すると、チャネル有効在庫 (ATP) が再計算されます。
- オンライン: 顧客オーダが承認されるとすぐに、LN は自動的にチャネル有効在庫 (ATP) を更新します。以下を参照してください。有効在庫 (ATP) オンライン更新

注:

[計画パラメータ (cprpd0100m000)] セッションの [倉庫カレンダーにもとづく納入スケジュール] チェックボックスがオンになっている場合、チャネル有効在庫 (ATP) のチェックは不正な結果を表示する場合があります。

チャネル有効在庫 (ATP) の数量は特定期間のみ有効です。LN は未消費のチャネル有効在庫 (ATP) を次の期間へ転送できません。[倉庫カレンダーにもとづく納入スケジュール] チェックボックスがオンになっている場合、LN は計画納期をチャネル有効在庫 (ATP) が不十分な将来の期間にシフトする場合があります。