販売の単位

概要

販売オーダラインで、有効化コードを使用できます。通常は事前定義されている単位を入力しますが、その場合、製品に特定の発生が入力されます。

販売オーダの入力時に単位を生成することもできます。その場合、有効化構成をコンフィギュレータとして使用し、ペギングに使用します。

有効化構成の標準的な使用

販売で有効化構成を標準的な方法で使用するには、[有効化構成パラメータ (tcuef0100s000)] セッションの [需要入力時に有効化コードを生成] チェックボックスをオフにします。

[販売オーダライン (tdsls4101m000)] セッションでは、販売済品目の有効化コードを入力できます。必要に応じて、[有効化コード] フィールドから事前定義されている単位にズームできます。

コンフィギュレータとしての有効化構成

有効化構成の機能はコンフィギュレータとして使用できます。このシナリオでは、既存または新しい単位を構成します。単位の所要量を変更するには、[販売オーダライン (tdsls4101m000)] セッションで [所要量] をクリックします。

販売オーダラインで既存の単位を選択しない場合は、[所要量] をクリックすると新しい単位が生成されます。有効化コードを生成するかどうか確認するメッセージが LN に表示されます。[Yes] をクリックすると、新しい単位番号が生成され、[有効化コード (tcuef0102m000)] セッションで有効化コードの構成が開始されます。このセッションは、後で販売オーダラインの [所要量] をクリックして開始することもできます。

有効化構成品目を販売オーダラインに入力した直後に、有効化構成完成品の新しい単位が LN によって自動的に生成されるようにもできます。その場合は、[有効化構成パラメータ (tcuef0100s000)] セッションで [需要入力時に有効化コードを生成] チェックボックスをオンにします。作成された有効化コードの記述は、販売オーダコードおよび販売オーダライン番号で構成されています。

[要件詳細 (tcuef0108m000)] セッションで完成品、販売先取引先、出荷先国、出荷元倉庫のデフォルトの要件を定義済の場合は、これらの要件が取得されます。

[有効化コード (tcuef0502m000)] セッションで、販売オーダラインに入力または生成される単位を表示できます。

有効化コード番号に使用されるシリーズは、[有効化構成パラメータ (tcuef0100s000)] セッションから取得されます。

[有効化コード (tcuef0102m000)] セッションから次の処理を実行できます。

  • 要件のリンク
  • 単位別標準原価の計算
  • 販売特徴の定義
  • プロセス変数の定義

これらの処理については、以下のセクションで説明しています。

要件のリンク

有効化構成で構成するには、単位を要件に割り当てます。そのためには、[有効化コード (tcuef0102m000)] セッションで要件を追加します。このセッションは販売オーダラインから開始できます。

追加の要件を有効化コードに割り当てるには、タブにある [新規] をクリックします。要件を削除することもできます。事前定義済の要件のデフォルトセットを再度インポートするには、[要件 - 有効化コード] タブの適切なメニューで [要件のインポート] をクリックします。

要件のデフォルトセットは、[要件詳細 (tcuef0108m000)] セッションで定義できます。

排他性インジケータ

構成処理中に、排他性インジケータを使用できます。排他性インジケータを使用するには、[要件 (tcuef0106m000)] セッションで、適切な要件について排他性インジケータチェックボックスをオンにします。

排他性インジケータは、要件が、同じ品目で選択されるその他の要件と矛盾しないようにします。同じ排他性インジケータが含まれる 1 つの単位で、要件を複数選択することはできません。例では、長いベルトと厚いベルトが同時に選択されないように避ける必要があります。そのためには、[要件 (tcuef0106m000)] セッションで、両方の要件に同じ排他性インジケータ (BELT) を定義します。すでに要件 LB (長いベルト) を選択していながら要件 TB (厚いベルト) を選択しようとすると、LN にメッセージが表示されます。

単位別標準原価の計算

単位の見積原価を計算するには、[有効化コード (tcuef0102m000)] セッションのヘッダにある [価格] タブを選択し、[見積原価の計算] をクリックします。LN でこのセッションに原価が表示され、有効化コードの原価が保存されます。販売価格も表示され、このセッションが利益管理で重要となります。

プロセス変数

プロセス変数は、機械費や工具、または作業手順や作業手順ステップの実行に関連する処理品質に関連する設定または入力値です。プロセス変数の例としては、切断の深さ、切断速度などがあります。プロセス変数には、ターゲット値、管理上限、管理下限を定義できます。このタイプの情報は、単位別に異なります。

[有効化コード (tcuef0102m000)] セッションの下部にある [有効化コード - プロセス変数] タブで、有効化コードのプロセス変数を定義できます。[新規] をクリックして [有効化コード - プロセス変数 (tirou1114m000)] セッションを開始し、ここで有効化コードのプロセス変数を入力できます。

[品目別デフォルトプロセス変数 (tirou1115m000)] セッションで品目レベルでデフォルトのプロセス変数を定義する場合、[有効化コード - プロセス変数 (tirou1114m000)] セッションの適切なメニューで [プロセス変数のインポート] をクリックして、特定の有効化コードのプロセス変数をインポートできます。

Infor LN 製造では、特定の作業手順または作業手順ステップのプロセス変数を定義することもできます。この情報は製造オーダの一部です。[有効化コード - プロセス変数 (tirou1114m000)] セッションで、同じプロセス変数の作業手順に定義されている値とは異なるプロセス変数の値を定義する場合、製造オーダの LN では、[有効化コード - プロセス変数 (tirou1114m000)] セッションで定義されている値が使用されます。この値は、作業手順に定義済のプロセス変数よりも優先されます。

販売特徴

[有効化コード (tcuef0102m000)] セッションのヘッダにある [販売特徴] タブで、有効化コードの以下の販売特徴を表示およびメンテナンスできます。

  • 販売先取引先
  • 出荷先国
  • 出荷元倉庫

販売オーダラインで新しい一意の単位番号を生成すると、LN で自動的に [販売特徴] タブに販売特徴が表示されます。販売特徴は販売オーダラインから取得されます。販売特徴と有効化コードがリンクされているので、LN 内のどの場所でも有効化コードから販売特徴を表示できます。

販売オーダラインで事前定義済の有効化コードを選択し、販売オーダラインから [要件 - 有効化コード (tcuef0107m000)] セッションを開始した場合、[販売特徴] タブで販売特徴を選択できます。[要件のインポート] をクリックすると、販売特徴が販売オーダラインから取得されます。

[販売特徴] タブで [更新価格の計算] をクリックして、有効化コードの合計更新価格を計算できます。

構成の凍結

構成を作成した後、構成を凍結することができます。[要件 - 有効化コード (tcuef0107m000)] セッションでは、要件を追加または削除することはできなくなっています。構成を凍結するには、[有効化コード (tcuef0102m000)] セッションの [有効化コード%] タブで、[構成処理可能] チェックボックスをオンにします。

有効化構成とペギング

販売オーダに特定の品目をペギングする手段として、有効化コードを使用できます。

[有効化構成パラメータ (tcuef0100s000)] セッションで [需要入力時に有効化コードを生成] チェックボックスをオンにすると、有効化構成をペギングに使用できます。

販売オーダラインの作成時には、LN で自動的に新しい単位が生成されます。すべての販売オーダに異なる単位があることに注意してください。

有効化構成を使用して、ペギングシナリオをコンフィギュレータ機能と結合することができます。ペギング機能を使用する場合、引き続き [販売オーダライン (tdsls4101m000)] セッションで [所要量]をクリックできます。

見積

見積で、販売オーダの場合と同じように有効化コードを使用できます。