ワークベンチを使用した拡張税金構成機能の有効化

[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの [拡張税金構成] フィールドを設定するには、有効化ワークベンチを使用する必要があります。すべての会社の状況が税金パラメータのデータと同期されます。

[拡張税金構成] フィールドの設定に基づいて、[税金処理 (tctax0138m000)] セッションの名前が動的に変更されます。

[拡張税金構成] フィールドは次のように設定できます。

  • 無効: [税金処理 (tctax0138m000)] セッションは、税金のデフォルト設定に使用されます。
  • 準備中: [税金処理 (tctax0138m000)] セッションは、税金のデフォルト設定に使用されます。ただし、[税金処理 - 準備中 (tctax0135m000)] セッションはデータの設定に使用されます。また、マスタデータを設定するための追加パラメータも利用できます。
  • 有効: [税金処理 - 有効 (tctax0135m000)] セッションは、税金のデフォルト設定に使用されます。

[拡張税金構成] フィールドが 「準備中」 に設定されている場合、[税金処理 (tctax0138m000)] セッションから [税金処理 - 準備中 (tctax0135m000)] セッションへのアップグレードが可能になります。[税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションで [商品およびサービス分類] チェックボックスがオンになっている場合、商品およびサービス分類を定義できます。この定義を使用することで、品目、品目グループなどの LN 属性をマッピングできます。さらに、商品およびサービス分類を税金コードのデフォルト設定に使用できます。

[拡張税金構成] フィールドが 「有効」 に設定されている場合に、[税金処理 (tctax0138m000)] セッションで定義された国に対して、[税金処理 - 有効 (tctax0135m000)] セッションでデフォルトが設定されていないときには、すべての財務会社についてチェックが実行されてメッセージが表示されます。

有効化ステップ

[拡張税金構成] の機能を有効にするために必要な有効化のステップは次のとおりです。

1.
ステップ 自動/マニュアル 記述
免税レベルを拡張済に構成 マニュアル

このステップは、[拡張税金構成] の機能を有効化するためにあらかじめ行う必要があります。このステップは、次の項目で構成されています。

  • [税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションで [免税レベル] を 「拡張」 に設定する
  • [国別課税例外 (tctax1100m000)] セッションまたは[国セット別課税例外 (tctax1101m000)] セッションで免税を設定する
  • 免税ライブラリを取り込むように検索順序の税金ライブラリを設定する
[拡張税金構成] フィールドを 「準備中」 に設定 自動 すべての会社に対して、[拡張税金構成] フィールドを 「準備中」 に設定します。
税金パラメータの構成 マニュアル [税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションの [商品およびサービス分類] および [州/地方別管轄区域] チェックボックスをオンにします。
国別税金パラメータの構成 マニュアル [国別税金パラメータ (tctax0101m000)] セッションの [商品およびサービス分類] および [州/地方別管轄区域] チェックボックスをオンにします。
商品およびサービス分類の定義 マニュアル 税金デフォルト設定が必要なすべての国について、「商品およびサービス分類」 および 「商品およびサービス分類マッピング」 を指定します。
税金処理のアップグレード 自動 新しい税金処理セッションに基づいて税金処理データがアップグレードされます。該当する場合には、商品とサービス分類へのマッピングが組み込まれます。
税金処理の検証と入力 マニュアル
ユーザがアップグレードされたデータを検証し、該当する場合は州/地方などの詳細情報をすべて入力します。
注: 

新しい税金コードの 「前払請求書」 が追加されます。

州セットの定義 マニュアル 課税設定の例外を作成する必要がある場合は、州セットを作成する必要があります。
課税設定の例外のアップグレード 自動 Infor LN によって [国別課税例外 (tctax1100m000)] のデータがアップグレードされます。[国別課税例外 (tctax1100m000)] セッションで [国内税金コードの使用] チェックボックスがオンになっている場合は、国内の税金コードを設定する必要があります。
国別課税例外の検証と入力 マニュアル [課税結果 (tctax8101m000)] セッションで、更新データを検証し、州セット、商品およびサービス分類、管轄区域データなどの詳細情報をすべて入力する必要があります。
国セット別課税例外のアップグレード 自動 Infor LN によって [国セット別課税例外 (tctax1101m000)] セッションのデータがアップグレードされます。[国別課税例外 (tctax1100m000)] セッションで [国内税金コードの使用] チェックボックスがオンになっている場合は、国内の税金コードを設定する必要があります。
国セット別課税例外の検証と入力 マニュアル [課税結果 (tctax8101m000)] セッションで、更新データを検証し、商品およびサービス分類、管轄区域データなどの詳細情報をすべて入力する必要があります。
テスト税金シナリオ マニュアル [拡張税構成] 機能によって設定されたデータを [課税結果 (tctax8101m000)] セッションを使用して検証する必要があります。
拡張税金構成の有効化 自動

すべての会社に対して、[拡張税金構成] フィールドを 「有効」 に設定します。

このオプションは、すべての会社で上記のすべてのステップを完了している場合にのみ使用できます。