課税設定の例外の定義

派生した税金コードが正しくない状況に対して、課税設定の例外を定義できます。税金コードの例外とは、標準税金コードおよび課税国の計算結果から生じる値以外の税金コードや課税国および取引先課税国を定義する取引詳細のセットです。

たとえば、特定の出荷元国と受渡条件が設定された購買取引に特定の税金コードを使用したい場合は、課税設定の例外を定義できます。

注: 

源泉徴収税を設定する場合、次の手順を使用してグループ税金コードを取引先税金分類にリンクする必要があります。

課税設定の例外を定義するには

  1. [会社セット (tcemm1175m000)] セッションで、1 つ以上の財務会社セットを定義します。
  2. [会社セット別会社 (tcemm1176m000)] セッションで、財務会社を会社セットに追加します。各財務会社が 1 つの財務会社セットのみに属するようにしてください。

    1 つの財務会社の課税設定の例外を定義するには、1 つの会社のみが含まれる会社セットを作成します。

  3. 財務会社セットには、次のいずれかの方法で課税設定の例外を定義します。

    • 個々の国については、[国別課税例外 (tctax1100m000)] セッションを使用します。
    • [国セット別課税例外 (tctax1101m000)]

      課税設定の例外が複数の国に適用される場合は、[国セット別課税例外 (tctax1101m000)] セッションを使用します。

      • まず、[国セット (tccom1180m000)] セッションで国セットを定義し、[国セット別国 (tccom1181m000)] セッションで国セットに国を追加します。
      • 次に、[国セット別課税例外 (tctax1101m000)] セッションを実行して国セットの課税設定の例外を定義します。
  4. [税金パラメータ (tctax0100m000)] セッションで、以下の詳細を選択します。

    • [免税レベル]

      使用する方法を選択し、免税を定義します。免税を定義しない場合は、[制限付]を選択します。
    • [検索順序 1]

      次のいずれかの値を選択します。

      • [検索順序 1] フィールドのいずれかで、[国別例外] または [国セット別例外] を選択します (該当する場合)。
      • 免税に追加して課税設定の例外を定義する場合、[検索順序 1] フィールドで [国別免税] または [国セット別免税] を選択する必要があります。
  5. [テスト税金シナリオ (tctax8100m000)] セッションを使用して、生成される税金コードと課税国をさまざまな条件でテストし、必要な調整を行います。