EU イントラスタット申告用の設定

前提条件

会社のイントラスタットデータを単一通貨システムまたは依存通貨システムで正確に記録することができます。会社、部署、倉庫、および取引先が属する国は EU 加盟国でなければなりません。

注: 

LNエンタープライズモデラ Content Pack を使用する場合、MFI5100 (イントラスタット申告 (EU)) ウィザードを使って EU イントラスタット申告を設定します。会社の業務機能モデルを指定した後、[プロジェクトモデル別ウィザード (tgwzr4502m000)] セッションでこの事前定義ウィザードを実行できます。

EU イントラスタット申告用のデータが収集されるように設定するには、以下の手順を実行します。

  1. [一般会社データ (tccom0102s000)] セッションで、会社固有の VAT 番号を [自社の税金番号] フィールドに入力します。
  2. [一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションで [課税国別登録] パラメータが [準備中] または [有効] に設定されている場合は、財務会社の課税国ごとに [財務会社別登録 (tctax2122m000)] セッションで税金登録を指定します。
  3. [導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0100s000)] セッションの [EU 統計レポート] チェックボックスをオンにします。このチェックボックスがオフの場合は、イントラスタット申告データを設定できません。このデータが保存された時点から、LN で EU イントラスタット申告データの生成に必要な取引データの記録が開始されます。
  4. [国 (tcmcs0510m000)] セッションで、その国の ISO の国コードを入力し、欧州連合 (EU) の加盟各国の [EU 加盟国] チェックボックスをオンにします。
  5. イントラスタット申告に部署または州を表示する必要がある場合は、[州/地方 (tcmcs1143m000)] セッションで各国の部署または州を定義できます。
  6. [統計品目番号 (tcmcs0128m000)] セッションで、レポートする必要がある商品の統計品目または CN-8 コードを入力します。税務当局は、自国に関連する CN-8 コードのリストを提供しています。
  7. [統計品目番号 (tcmcs0128m000)] セッションで、補充が必要な各統計品目番号の補足単位も指定する必要があります。[レポート 単位別数量] フィールドは変換係数です。たとえば、補足単位がリットルであり、数量を 10 リットルの倍数で報告する場合は、このフィールドに 10 と入力します。税務当局は、使用しなければならない補足単位のリストを提供しています。ほとんどの場合は、このフィールドを 1 に設定する必要があります。
  8. レポートの生成に特定の為替レートを使用する必要がある場合は、これらの為替レートを外部為替レートタイプの使用に記載されているとおりに定義します。
  9. 品目基準データモジュールの [品目デフォルト (tcibd0102m000)] セッションまたは [品目 (tcibd0501m000)] セッションで、統計品目番号を品目に割り当て、各品目のイントラスタット申告用の重量をキログラム単位で指定します。
  10. EU 加盟国の取引先について、[取引先別税金番号 (tctax4100m000)] セッションで税金 ID 番号を入力します。
  11. [追加イントラスタット情報定義 (tccom7104m000)] セッションで、自社の取引タイプに必要な追加イントラスタット情報セットのフィールドを設定し、フィールドごとにフィールド長を指定します。
  12. [追加イントラスタット情報 (tccom7505m000)] セッションで、自社の取引タイプに必要な追加イントラスタット情報セットを定義します。フィールドのタイプごとに、値および値の記述を入力する必要があります。自社の取引タイプのさまざまな商品フローに関して、多数の追加イントラスタット情報セットを設定する必要が生じることもあります。
  13. [イントラスタットマッピング体系 (tccom7120m000)] セッションで、LN のフィールド値をイントラスタット申告に要求される値に変換します。
    注: 

    [一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションで [課税国別登録] パラメータが [準備中] または [有効] に設定されている場合は、ステップ 11 から 13 で国別にイントラスタット情報を指定できます。

  14. ロジスティック会社の業務対象となるすべての国について、ステップ 8 から 10 を繰り返します。販売オーダラインまたは購買オーダライン上で、該当する販売オフィスまたは購買オフィスが所在する国に対して設定された追加イントラスタット情報セットがデフォルトで使用されます。また、倉庫オーダライン上で、該当する倉庫が所在する国に対して設定された追加イントラスタット情報セットがデフォルトで使用されます。必要な場合、オーダライン上でデフォルトの追加イントラスタット情報セットを上書できます。
  15. 必要に応じて、以下のいずれかを実行します。

    • [部署 (tcmcs0165s000)] セッションで、販売オフィスおよび購買オフィスに関するデフォルトの追加イントラスタット情報セットを指定できます。倉庫を販売オフィスまたは購買オフィスにリンクさせると、ここで選択した追加イントラスタット情報セットが、該当するオフィスで作成されるオーダに関するデフォルトの追加イントラスタット情報セットになります。
    • [倉庫オーダタイプ (whinh0110m000)] セッションで、イントラスタット情報を在庫処理タイプにリンクします。この場合、[部署 (tcmcs0165s000)] セッションの [追加イントラスタット情報] フィールドは未入力のままにします。
  16. [倉庫 (tcmcs0103s000)] セッションで、倉庫移動オーダのデフォルトの追加イントラスタット情報セットを選択できます。
  17. [EU イントラスタットパラメータ (tccom7100s000)] セッションで、原価品目およびサービス品目に関して必要な記録方法を選択し、小数点以下の桁数、使用する小数点記号、およびイントラスタット申告の値と金額の丸め方法を入力します。このデータは EU の加盟国ごとに異なる場合があるため、次のいずれかを実行します。
    • [一括登録パラメータ (tctax2100m000)] セッションで [課税国別登録] パラメータが [準備中] または [有効] に設定されている場合は、[国別 EU イントラスタットパラメータ (tccom7107m000)] セッションで税金について登録された国ごとに、このステップを実行します。複数財務会社構造で作業している場合、財務会社ごとにこのステップを繰り返します。
    • [課税国別登録] パラメータが [無効] に設定され、複数財務会社構造で作業している場合、各国の財務会社についてこの手順を繰り返す必要があります。