「サイト別ジョブショップ」 の有効化 - 作業費レートの生成および検証

作業費レートの生成 (ticpr1251m000) セッションでは、既存の作業費レートが作業費レート (ticpr1151m000) セッションにコピーされます。

新しい作業費レートには次のプロパティがあります。

  • 日付有効
  • 生成される作業費レートではサイトが使用されません。そのため、すべてのサイトにこれらのレートが適用されます。
  • 次の作業費のタイプがサポートされています。

    • [労務費]
    • [労務段取]
    • [機械費]
    • [労務間接費]
    • [機械間接費]

新しい作業費レートは生成時に承認されます。そのため、これらのレートにサイトを追加することや、他の変更を挿入することはできません。

このルールの例外は、[労務費] タイプの作業費レートです。これらの作業費レートは、[労務費] タイプと [労務段取] タイプのレートにコピーされます。これらのレートは変更可能ですが、マニュアルで承認する必要があります。

作業費レートの検証

機械タイプ、機械グループ、参照作業、作業費レートを生成した後、サイト別ジョブショップのマスタデータの有効化 (timfc0200m000) セッションで [作業費レート] 検証を実行します。

[作業費レート] 検証では、作業費レート (ticpr1151m000) セッションで、次のセッションに存在する作業費レートの既存の ID コードと同一の ID コードを持つ作業費レートが生成されているかどうかがチェックされます。

  • [ステーション (tiasl1545m000)]
  • [ワークセンタ (tirou0101m000)]
  • [参照作業 (tirou4150m000)]
  • [機械能力グループ (tirou4161m000)]
  • [作業セル (tirpt0140m000)]

上記のセッションには、「サイト別ジョブショップ」 機能が設定される前に定義されていた作業費レートが存在します。このようなレートの ID コードが、作業費レート (ticpr1151m000) セッションで生成された新規作業コードと一致しない場合、それらのレートが検証レポートにリストされるので、マニュアルで ID コードを調整する必要があります。

また、未承認の作業費レートがまだ存在しているかどうかもチェックされます。[労務段取] タイプの作業費レートは未承認のまま生成されます。これらの作業費レートは、マニュアルで承認または削除する必要があります。