マルチサイト向けに品目タイプ製品を有効化

[品目タイプ製品] は、マルチサイトに関するコンセプトの一つであり、マルチサイトの機能を有効にするため、これを有効化する必要があります。このコンセプトを有効にすることで、[購買] 品目タイプと [製造] 品目タイプを変換およびマージして品目タイプ [製品] とすることが可能になります。

[製品] 品目タイプを使用可能にするには、[品目タイプ製品] コンセプトの状況を [有効] にする必要があります。このパラメータを [有効] に設定すると、品目タイプ [製品] で品目タイプ [購買] および [製造] が置き換えられます (使用できなくなることを意味する)。

状況を [無効] から [有効] に変更するには、以下の手順を実行します。

  1. [準備中]

    [コンセプトの有効化 (tcemm4600m000)] ワークベンチセッションの [品目タイプ製品] タブで [準備中] をクリックします。これにより、現在の複数会社環境の会社の状況がそれぞれ [無効] から [準備中] に変わります。

  2. [製品に使用する品目デフォルト出力]

    新規品目の作成に品目のデフォルトが使用されるかどうかを確認するには、製品に使用する品目デフォルト出力 (tcibd0402m100) セッションを使用します。レポートには、品目グループ別に、[購買] および [製造] 品目タイプで使用可能な品目のデフォルトが表示されます。[製品] 品目の品目デフォルトが設定されていない品目グループを指定することもできます。

  3. [デフォルトを製品にコピー]

    新規品目を作成するために品目デフォルトを使用する場合には、[製品] 品目タイプおよび関連する品目グループに品目デフォルトを指定します。

    デフォルトを製品にコピー (tcibd0207m100) セッションでは、品目グループと [購買] または [製造] 品目タイプの組合せに関するデフォルト品目データを [製品] の品目デフォルトにコピーできます。デフォルト品目データには、品目販売デフォルトなどのサブエンティティデフォルトも含まれます。

    特定の品目デフォルトに関してこのセッションを開始するには、品目デフォルト (tcibd0102m000) セッションで該当するレコードを選択して、適切なメニューにある [デフォルトを製品にコピー] をクリックします。

  4. (オプション) [品目グループの再割当]

    品目グループに [購買] 品目と [製造] 品目が両方とも含まれており、これらのバリアントの違いを維持する必要がある場合は、[購買] 品目と [製造] 品目を別々の品目グループに割り当てることができます。

    1. 品目グループのコピー (tcmcs0223m000) セッションで、既存の品目グループを新規の品目グループにコピーします (関連するマスタデータを含む)。
    2. 品目グループの再割当 (tcibd0201m000) セッションで、[購買] 品目と [製造] 品目を別々の品目グループに割り当てます。

    特定の品目に関して [品目グループの再割当 (tcibd0201m000)] セッションを開始するには、[品目 (tcibd0501m000)] セッションで品目を選択して、適切なメニューにある [品目グループの再割当] をクリックします。

  5. [有効化]

    品目タイプ [購買] および [製造] を [製品] に実際にアップグレードし、[購買] および [製造] 品目における品目デフォルト情報を削除するには、[コンセプトの有効化 (tcemm4600m000)] ワークベンチセッションの [品目タイプ製品] タブで [有効化] をクリックします。

    これにより、[品目タイプ製品] パラメータが [有効] に設定されます。

    [注意]: このステップの実行中は、複数会社環境のセッションをエンドユーザが使用することはできません。