権限の適用および強制

従業員に許可を割り当て後、アプリケーションが割り当てられた許可を考慮するために最新の許可の適用 (tcsec3200m000) セッションを使用して権限レベルを適用および強制する必要があります。

パフォーマンスに関する理由により、新規作成したビジネスオブジェクト (オーダ、プロジェクト、契約) は権限およびセキュリティセッションがアクセスされた際、即時に利用することはできません。ジョブを使用して、1 日に数回、権限処理を適用することをお勧めします。この処理により、ユーザの権限に必要なビジネスオブジェクトが作成され、従業員伝票の許可 (tcsec2600m000) セッションおよび承認済プロジェクト(tcsec2500m000) セッションで有効な許可がユーザに割り当てられるようになります。

例

購買担当が購買オーダを作成する際、同一の購買オフィスにリンクするすべての購買担当に対して、権限の設定に基づき、その購買オーダにアクセスする権限が与えられます。これは、購買担当がオーダを作成する際、別のユーザがオーダを承認するためです。実際上、この処理により、オーダを承認のためにアップロードするため[最新の許可の適用 (tcsec3200m000)] セッションを実行するまで他の従業員が待機する必要がなくなります。

注:

プロジェクトが日次で作成される際に [承認済プロジェクト (tcsec2500m000)] セッションからこのセッションを実行し、アプリケーションが許可を評価することを助けることができます。
また、調達伝票が日次で作成される際に [承認済調達伝票 (tcsec2505m000)] セッションからこのセッションを実行し、アプリケーションが許可を評価することを助けることができます。

新規および変更済伝票への許可の適用

データ権限およびセキュリティに関連する許可の適用にかかる時間を短縮するには、[最新の許可の適用 (tcsec3200m000)] セッションを使用して、変更されたデータにのみ権限実行を行います。

権限およびセキュリティの影響を受ける伝票が作成または修正されたときに、[新規および変更済伝票のみ適用] チェックボックスをオンにして、権限の許可を実行できます。新規および変更済の伝票は、指定した期間を過ぎると、変更された伝票のリストから削除されます。