権限およびセキュリティの概要

権限およびセキュリティ機能により、従業員または従業員グループに対して、特定の業務プロセスのためのデータにアクセスするための許可 (許可なし、ビュー、使用、修正) を定義できます。権限およびセキュリティプロセスは、企業が役割、ルール、企業方針、アクセス場所、製品、または市場の組合せに基づき、データアクセスの権限を与えるために役立ちます。たとえば、管理者はすべてのデータを分析できる許可を与える一方、従業員にはデータのサブセットのみを処理できる権限を与えるといったことができます。

注: 

プロジェクト管理や調達などの業務プロセスに権限およびセキュリティの機能を導入した場合、各種フィールドの使用は指定済許可に基づいて決定されます。

機能のメリットは次のとおりです。

  • 会社の管理者がすべての活動および結果を分析できるようになる
  • 関連する (マスタ) データを、保管場所または製品/市場の組合せをまたいで共有できる
  • エンティティをまたいだ計画や調達など、集中化されたプロセスをサポートする
  • 1 組のマスタデータをメンテナンスすることによって、間接費を削減できる

機能の制限事項は次のとおりです。

  • この機能は特定の処理 (プロジェクト管理、要求、調達など) のみに適用されます。
  • プロジェクトでは、プロジェクトの機能のみ (契約は不可) にのみアクセスできます。また、すべてのプロジェクトセッションが権限の設定に考慮されるわけではありません。権限のためにサポートされるプロジェクトセッションを参照してください。

権限タイプと例については、次を参照してください。

  • 権限タイプと許可設定
  • 権限タイプの例