ワークロード平準化 (スケジューリング)

グループ計画では、ワークロード平準化を使用して、並行してスケジュール設定される計画属性の組合せに関して生成する必要があるグループの数を定義します。ワークロード平準化により、これらの属性の 1 つの組合せにつき複数のグループが作成されます。スケジュール基準のワークロード平準化の場合、活動の計画開始時間と計画終了時間を使用して、グループセット内のグループ全体に活動を分配します。

スケジュール基準のワークロード平準化は次で構成されます。

  • 活動の選択

    ワークロード平準化が実行される活動をすべて選択します。次を除いて、選択した活動はワークロード平準化の別のグループに移動されます。

    • 凍結および確定計画グループ
    • 凍結および確定計画活動セット
    • 確定計画活動
  • 活動のソート

    選択した活動をソートします。最初のソート基準はグループセットです。各グループセット内で、活動は開始/終了日を基準にソートされます。活動は、次を基準にソートされます。

    • 最早開始時間
    • 計画開始時間
    • 最遅開始時間 (活動の最遅開始時間は、最遅終了、活動期間、適用可能カレンダー、利用性タイプ、およびタイムゾーンをもとに計算されます)
    • 計画終了時間
    • 最遅終了時間
注: 

開始日が指定されていない場合、このフィールドのデフォルト値はゼロに設定されます。終了日が指定されていない場合は、許容最大値とみなされます。開始日が指定されていない活動は、計画で常に最初にスケジュール設定され、終了日が指定されていない活動は最後にスケジュール設定されます。

  • グループへの活動の分配

    選択した活動は、グループセット内のグループ全体に分配されます。各活動は、最早開始時間が指定されているグループに追加されます。それに応じて、グループの終了時間が更新されます。すべての活動がグループに追加されるまで、処理は継続します。

    活動が早い日時または遅い日時に移動またはスケジュール設定されると、計画開始時間および計画終了時間が更新されます。

注: 

[資源計画パラメータ (tsspc0101m000)] セッションでサービスオーダ、作業オーダ、および計画活動の [最早開始時間の優先] チェックボックスがオンになっている場合、活動はその活動に関して指定された最早開始時間の前に開始できません。

スケジュール基準のワークロード平準化の処理は次のとおりです。

[資源計画パラメータ (tsspc0101m000)] セッションでサービスオーダ、作業オーダ、および計画活動の [最早開始時間の優先] チェックボックスがオンになっている場合、活動はその活動が追加されたグループの最遅終了時間に常に開始します。活動をグループに追加するとき、活動の最早開始時間が考慮されない場合、スラックは発生しません。活動が追加された後、後続の活動の処理が続行します。

[資源計画パラメータ (tsspc0101m000)] セッションでサービスオーダ、作業オーダ、および計画活動の [最早開始時間の優先] チェックボックスがオフになっている場合、活動は最早開始時間の前に開始できます。実際、活動をグループに追加した後、スラックが発生することがあります。