資源割当の優先順位付け

「プロジェクト」 と 「サービス」 の統合は資源割当および資源計画に必要不可欠な要素ですが、同じタスクに関して 「プロジェクト」 と 「サービス」 の両方で割当が作成されるため、「プロジェクト」 関連のタスクと 「サービス」 関連のタスクのどちらにも割当を作成すると、重複が生じることがあります。資源割当の優先順位付けは、「サービス」 でもタスクを実行できる場合に資源管理でプロジェクトの割当が行われないようにすることを目的としています。

プロジェクトの使用

プロジェクトで、「サービス」 の参照活動をプロジェクト活動にリンクさせることができます。リンクされた参照活動の一環としての資源所要量に基づいて、予算ラインが生成されます。

パラメータの定義方法を以下に示します。

[プロジェクト計画パラメータ (tppss0100s000)] セッションの [サービス関連活動のプロジェクト割当] チェックボックスがオンの場合は、「プロジェクト」 機能と 「サービス」 機能を使用してプロジェクト関連の割当を実行できます。このチェックボックスがオフの場合は、「サービス」 でプロジェクト関連の割当が実行されます。「プロジェクト」 機能での割当の作成はブロックされます。

「プロジェクト」 では、プロジェクト関連のタスクとサービス関連のタスクとの重複を避けるために、以下のオプションを使用することができます。

  • [活動予算 (労務) (tpptc2630m000)] セッションの [サービス関連] チェックボックスがオンの場合は、予算ラインの発生元が 「サービス」 参照活動であると見なされます。
  • [サービス関連活動のプロジェクト割当] チェックボックスがオンの場合は、「プロジェクト」 機能と 「サービス」 機能を使用してプロジェクト関連の割当を実行できます。このチェックボックスがオフの場合は、「サービス」 でプロジェクト関連の割当が実行されます。「プロジェクト」 機能での割当の作成はブロックされます。
  • [サービスに転送] チェックボックスがオンの場合は、該当するタスクがサービスオーダとして 「サービス」 に転送されます。

サービスの使用

サービスでは、「プロジェクト」 予算情報に基づいて生成された活動に関して [サービスオーダ活動 (tssoc2110m000)] セッション内にリンクが存在し、そのタスクが 「プロジェクト」 に関連していることが示されます。