販売の価格ステージ

価格ステージは、販売オーダ処理の際に、販売見積ラインおよび販売オーダラインにリンクでき、さらに更新できます。

価格ステージによるブロックまたはシグナルの実行は、販売オーダラインにのみ適用できます。

販売見積

さまざまな販売見積ラインセッションの価格ステージフィールドで、価格ステージを販売見積ラインにリンクできます。見積ラインに価格ステージを指定することは、[販売見積パラメータ (tdsls0100s100)] セッションで [価格ステージ必須] チェックボックスがオンの場合、必須です。

見積を販売オーダに処理するとき、価格ステージは見積ラインから販売オーダラインにコピーされます。

販売オーダ

さまざまな販売オーダラインセッションの価格ステージフィールドで、価格ステージを販売オーダラインにリンクできます。オーダラインに価格ステージを指定することは、[販売オーダパラメータ (tdsls0100s400)] セッションで [価格ステージ必須] チェックボックスがオンの場合、必須です。

価格ステージにリンクされているブロック定義は、オーダ処理のブロックや、シグナルメッセージの表示が必要なフェーズを決定します。ブロックやシグナルは、販売オーダラインの次のフェーズの間に実行できます。

  • オーダ入力
  • 倉庫管理への発行
  • 出荷の確認

価格ステージによってブロックされている販売オーダラインは、[ブロック販売オーダ (ライン) (tdsls4520m000)] セッションに表示されます。[保留理由] フィールドの値が、価格ステージにリンクされたブロック定義から取得されます。ブロックされたラインを [ブロック販売オーダ (ライン) (tdsls4520m000)] セッションで解除することはできません。ラインのブロックを解除するには、価格ステージを更新する必要があります。新しい価格ステージを基に、オーダ処理を継続するか、または新しいブロックを作成できます。あるいは、シグナルの表示のみを行うことも可能です。

販売オーダラインの価格ステージを更新できるのは、販売オーダラインが [納入済販売オーダの処理 (tdsls4223m000)] セッションで処理されるまでの間だけです。

出荷の確認後は次の状態になります。

  • 価格ステージは、[販売オーダ請求ライン (tdsls4106m100)] セッションで販売請求書ラインの価格および値引の変更 (tdsls4132m000) セッションを使用して修正できます。
  • 価格ステージは、情報確認の目的のみに使用できます。
注: 
  • 価格ステージは、発生元が [EDI]、[関係会社間 EDI]、[遡及請求]、または [消費] の販売オーダには適用できません。
  • 販売オーダが分割払で請求される場合 ([販売オーダ (tdsls4100m000)] セッションの分割払別請求フィールドで指定可能)、リンクされる販売オーダラインの価格ステージコードはすべて同じものでなければなりません。
  • ブロックフェーズが [発行] (倉庫管理) に設定されている場合でも、販売オーダラインを倉庫管理に発行することができます。これは、取引先タイプ別保留理由 (tdsls0193s000) セッションの保留理由および取引先タイプで [倉庫へ発行可能] チェックボックスがオンになっている場合のみ実行できます。この場合、ブロックは関連する出庫オーダラインに適用されます。

価格の再計算

品目価格と [価格ステージ] が、販売見積またはオーダライン品目の価格帳から取得される場合、[価格帳ライン (tdpcg0131m000)] セッションの [価格ステージ] が再度デフォルトとして使用されます。この値は、[価格および値引の再計算パラメータ (tdpcg0240s000)] セッションで販売見積ラインまたは販売オーダラインの価格を再計算するときに、デフォルトとして使用されます。