値引マトリックスの設定
値引マトリックスは、価格設定で、値引を定義および取得する際に柔軟な基準として使用できる値引構造です。
値引マトリックスには次の要素が含まれます。
- マトリックス定義
- マトリックス属性のセット
- 次のいずれかの値引情報:
- 値引額
- 値引率
- 値引スケジュール
たとえば、販売オーダのプロパティが値引マトリックスのプロパティと一致する場合、値引マトリックス、または値引マトリックスにリンクされている値引スケジュールから得られた値引額/値引率が販売オーダに適用されます。
組織で使用する値引レベルの数を指定できるほか、各レベルの使用方法を定義できます。詳細については、「複数の値引レベル」を参照してください。
値引マトリックスを設定するには:
例
マトリックスタイプが[販売ライン値引]の場合、マトリックス定義 MD1 を指定します。受渡条件、通貨、および品目の属性をマトリックス定義に追加します。
次の特徴を持つ品目に、値引スケジュール SLS1 を指定します。
- 通貨 USD
- 最小の境界数量が 10 個
- 有効期間が 9 月 1 日から 12 月 1 日
- 各値引が 50 ドル
[販売ライン値引] のマトリックスタイプに値引マトリックスを定義し、マトリックス定義 MD1 と値引スケジュール SLS1 を選択します。マトリックス属性の値を次のように入力します。
- 受渡条件: CoD (代金引換)
- 通貨: USD
- 品目: ラップトップコンピュータ A1