資材価格設定 – 概要

銅、銀、金、アルミニウムなどの資材の価格は、頻繁に変動します。通常、これらの価格は完成品の価格のかなりの部分を占めるため、リスクを最小限にするために特にモニタリングする必要があります。資材価格付加費用を使用して資材の価格上昇に対応し、資材価格付加費用原価を使用して追加の資材関連原価をカバーできます。

[導入済ソフトウェア構成要素 (tccom0500m000)] セッションの [資材価格設定] チェックボックスがオンで、[資材価格パラメータ (tcmpr0100m000)] セッションの [調達の資材価格設定] または [販売の資材価格設定] チェックボックスがオンの場合、資材価格が計算され、この価格が購買伝票および販売伝票の (伝票ライン) 価格に含まれます。その結果、これらの伝票にリアルタイムの価格が含まれます。

購買伝票および販売伝票用に資材価格を計算するとき、以下が考慮されます。

  • 取引先との間で交わされた資材価格合意
  • 購買または販売される品目にリンクされた品目資材内容
  • 取引先にリンクされている品目資材情報
  • 品目の資材の基準価格実際価格の差異
  • 資材価格を計算しない例外

資材価格の設定

資材価格を計算するには、マスタデータを指定しておく必要があります。

詳細については、次のトピックを参照してください:

  • 資材価格 - 設定
  • 資材内容の生成
注: 

LNエンタープライズモデラ Content Pack を使用する場合、MCO3001 (調整の資材価格設定) および MCO3002 (販売の資材価格設定) ウィザードを使用して資材価格設定を設定することを検討してください。会社の業務機能モデルを指定した後、[プロジェクトモデル別ウィザード (tgwzr4502m000)] セッションでこの事前定義ウィザードを実行できます。業務機能モデルを参照してください。

資材価格情報の取得

資材価格マスタデータを設定すると、資材価格情報を取得し、販売伝票および購買伝票用の資材価格を計算できます。

詳細については、次のトピックを参照してください: 資材価格情報の取得 - 一般的論理

販売および購買伝票の資材価格情報

詳細については、次のトピックを参照してください:

  • 資材価格情報 - 販売見積
  • 資材価格情報 - 販売オーダ
  • 資材価格情報 - 販売契約
  • 資材価格情報 - 販売スケジュール
  • 資材価格情報 - 見積依頼 (RFQ)
  • 資材価格情報 - 購買オーダ
  • 資材価格情報 - 購買契約
  • 資材価格情報 - 購買スケジュール

資材価格情報の更新

購買伝票または販売伝票用に資材価格情報が取得された後、資材価格情報を更新できます。

詳細については、次のトピックを参照してください: 資材価格情報の更新 - 一般的論理