バックオーダおよび返品オーダに関する関係会社間取引

関係会社間取引オーダバックオーダまたは返品オーダに作成されると、関係会社間取引オーダのデータおよび設定を次のどちらかのソースから取得できます。

  1. 関係会社間取引合意
  2. オリジナル ITR オーダ

ソース 2 の場合、バックオーダまたは返品オーダを作成する前にオリジナル ITR オーダを変更すると、マニュアルデータ入力を削減できます。優先するソースは、関係会社間取引合意に定義します。

販売オーダ SLS0001 には販売オーダライン 10 があります。販売オーダライン 10 に関して、関係会社間取引オーダ ITR001 が作成されます。

関係会社間取引オーダ ITR001 は、関係会社間取引合意 ABC に基づきます。関係会社間取引合意 ABC の値上率は 10% です。

関係会社間取引オーダ ITR001 で、ユーザが値上率を 5% に削減します。

一部の品目を出荷できなかったため、バックオーダラインが販売オーダライン 10 に作成されます。

関係会社間取引オーダ ITR014 がこのバックオーダラインに作成されます。

オリジナル ITR オーダが関係会社間取引合意 ABC でソースとして選択されている場合、関係会社間取引オーダ ITR014 の値上率は 5% になります。この割合は、関係会社間取引オーダ ITR001 から取得されています。

関係会社間取引シナリオが関係会社間取引合意 ABC でソースとして選択されている場合、関係会社間取引オーダ ITR014 の値上率は 10% になるため、マニュアルで 5% に減らす必要があります。

設定

優先するソースは、[関係会社間取引合意 (tcitr1100m000)] セッションで指定します。

返品オーダに基づいた関係会社間取引オーダのソースとしてオリジナル ITR オーダを指定するには、返品オーダのオリジナルオーダ設定の取得チェックボックスをオンにします。

バックオーダに基づいた関係会社間取引オーダのソースとしてオリジナル ITR オーダを指定するには、バックオーダのオリジナルオーダ設定の取得チェックボックスをオンにします。

関係会社間取引合意の設定は、この合意に基づいた関係会社間取引オーダのデフォルト設定として使用されます。必要に応じて、関係会社間取引オーダのデフォルト設定を変更できます。

オリジナル ITR オーダから取得されるデータ

オリジナル ITR オーダが関係会社間取引オーダでソースとして使用される場合、オリジナル ITR オーダからさまざまなフィールド値が取得されます。オリジナル ITR オーダから取得されるフィールド値を参照してください。

バックオーダおよび返品オーダに関する関係会社間取引の利用性

バックオーダまたは返品オーダ用に作成された関係会社間取引オーダにオリジナル ITR オーダの設定を使用するオプションは、さまざまな関係会社間取引シナリオで使用できます。バックオーダおよび返品オーダに関する関係会社間取引の利用性を参照してください。

オリジナル ITR オーダの取消または削除

オリジナル ITR オーダは、状況によっては取消または削除できます。オリジナル ITR オーダの取消または削除を参照してください。