関係会社間取引シナリオの労務
関係会社間取引シナリオ [労務] は、時間を記帳した従業員が属する部署がその従業員の代わりに部署に内部請求する関係会社間取引の金額を決定するために使用します。
このシナリオは、[時間と材料] シナリオの [時間と材料] サブシナリオとしても使用されます。
時間は以下のセッションで記帳します。
- 一般時間数 (bptmm1111m200)
- プロジェクト時間数 (bptmm1111m000)
- 製造オーダ時間数 (bptmm1120m000)
- サービスオーダ時間数 (bptmm1130m000)
- 作業オーダ時間数 (bptmm1140m000)
- 組立時間数 (bptmm1160m000)
- プロジェクト (PCS) 時間 (bptmm1170m000)
時間の内部金額を決定するために、以下の価格発生元を使用できます。
サポートする価格発生元
- [原価加算]
- [商業価格]
[原価加算]
原価加算金額は、従業員管理の時間関連セッションに指定された時間の実際原価に基づきます。関係会社間取引合意 (tcitr1600m000) セッションで、この金額の値上率を追加できます。
サービスオーダまたは作業オーダから発生する関係会社間取引オーダの場合、値上率は従業員管理パラメータ (bpmdm0100m000) セッションの従業員部署の間接費を含むチェックボックスの設定で決まります。チェックボックスがオンの場合、値上率は、労務単価、および従業員に適用可能な労務単価に指定されたサービス間接費単価に基づきます。これらの単価は、労務単価コード - 単価 (tcppl0191m000) セッションまたは特定労務単価 (tcppl0192m000) セッションで決定します。
[商業価格]
従業員がプロジェクトまたはオーダに費やした時間の商業価格は、その従業員に適用可能な労務単価に指定された関係会社間レートによって決まります。
さらに、超過時間、旅行時間、トレーニング時間などの活動について、関係会社間レートの付加費用を追加して特殊単価を内部記帳できます。関係会社間レートの付加費用は、労務タイプ - 付加費用 (tcppl0131m000) セッションの労務タイプに追加されます。
例
別の部署に属する従業員を、通常時間 USD 40/時、超過時間 USD 50/時で雇用しました。超過時間について、従業員が属する部署に補填する関係会社間レートの付加費用 25% を指定します。
労務単価
以下のセッションで、労務単価 (関係会社間レートを含む) を従業員、従業員が属する部署または職種グループに追加できます。
- 従業員 - 一般 (tccom0101m000)
- 部署 (tcmcs0565m000)
- 従業員 - プロジェクト (tppdm8101m000)
- 職種グループ (tppdm0530m000)
現行の関係会社間取引関係および関係会社間取引シナリオの関係会社間レートの決定に使用する労務単価を決定するには、関係会社間取引合意 (tcitr1100m000) セッションの検索パスフィールドに優先順位を設定します。
労務単価の関係会社間レートは、労務単価コード - 単価 (tcppl0191m000) セッションの関係会社間レートフィールドに指定します。